長くお店をやっていると、お客さまの「成長」を伺うことが多々あります。
あんなに小さかったのに、こんなに大きくなって!
おしゃぶりしてたのに、こんなニキビ顔になって(笑)。
へぇ〜もう働いてんるんだ!
え!いつの間に結婚してたの!
こんなセリフを言う場面がよくあります。
また、「成長」と言ってしまうと失礼に当たるかもしれないけど、昔おじさんだった人もおじいちゃんに、同様におばあちゃんにも。元気に杖をついて食べに来てくれます。
先日、君津のイトーヨーカドー脇に友理があった時代に、よく食べに来てくれてた当時中学生だった女の子が食べに来てくれた。
当時、学校のジャージを来てお母さんとお買い物ついでに食べに来てくれてた彼女。店内から見えたヨーカドーの入り口に向かう角から、ニコニコ手を降って走ってお店をに入って来てくれたことを昨日の様に思い出します。
そんな彼女も、いつの間にか高校生になってて、いつの間にか高校卒業してて、気がついたら結婚してて(笑)、あっという間に子どもが居た。
ニコニコの笑顔は当時のままなのに。
そして彼女が連れて来てた娘ちゃん1歳くらいの笑顔がママそっくり(笑)。
「ジャージ着て、君津のお店に食べに来てた時と同じ顔してるね」
って言うと、彼女は「恥ずかしーーーー!」って言ってたけど、なんか嬉しそうだった。
週末、18年ぶりで食べに来てくれたお客さまがいた。
自宅に居た母親を呼び出し再会。当時はお互い現役バリバリでした。
君津に住んでた頃は、よく食べに来てくれてたそうで、以前勤めてた従業員との知り合いでもあった。
「そうそう、この味だよ!」
18年間食べてないのに思い出してくれる味。
同じように、
「高校時代は、学割でよく食べに行ったんだよ。」とお子さんに言いながら、ご家族を連れて来てくれるパパ。
「塾の帰りに必ず友理でラーメン食べてた」っていう今や中学校の先生。
「エレクトーンのレッスンの帰りは、いつもママと友理でラーメンってお決まりコース。テレビ見ながら食べるラーメンが好きだった。」っていう今は音大の女子大生。(お家ではあんまりテレビ見れないのかなぁっていつも思ってたw)
人はその節目節目に思い出があって、その時に食べたモノは思い出の味になる。
「青春の味」って言葉をよく見たり聞いたりするけど、青春って何も若いころとは限らない。その節々に思い出される味であれば、それこそ「青春の味」なんじゃないかぁ〜って思う。
ジャージでニコニコ食べに来てくれてた女の子にも、
18年前現役バリバリで働いてたおじいちゃんにも、
学割で食べに来てくれてたパパにも、
塾の帰りに食べに来てくれてた先生にも、
エレクトーンの帰りにテレビを見に(笑)来てくれてた女子大生にも、
みんなそれぞれ青春の味があって、そのひとつに友理のラーメンが存在する。それだけでも、それを感じられるだけでもボク達お店の人間にとって財産だなぁ。
これからも皆さんの青春の味を守っていきたい。
そんなことを感じた1週間でした。
あ、ボクにとっても青春の味ですからね(笑)。
ではではまた。