2枚の写真から話は始まります。
まずはコレ。
はい、チキンライスです。
では、こちらは?
はい、こちらもチキンライスです。
でも、よーーーーく見ると何かが違う。
さて、何でしょう?
あ、タイトルに書いてあった(笑)。
実は1枚目のチキンライスには玉ねぎが使われてないんです。
友理のチキンライスの材料は…..
・玉ねぎのみじん
・鶏のムネ肉
・ごはん
・ケチャップ
実にシンプルです。
2枚目の写真のチキンライスには、よく見ると玉ねぎのみじんが使われています。
少ない材料のチキンライスにもかかわらず「玉ねぎ抜きで」ってご注文されるお客さまがごくたまにいらっしゃいます。
実は、玉ねぎ抜きのチキンライスって、地味に作りづらい(苦笑)
本来ならば、まず、熱した鍋に油を入れて、玉ねぎを炒めてから鶏肉を入れて、十分に玉ねぎと鶏肉に油をなじませてから、ごはんを入れて炒め合わせていくんです。
これが「玉ねぎ抜き」だと最初に玉ねぎを炒められないので、いきなり鶏肉を炒めて、それからごはんを投入。ほぼ油の中にごはんを入れるようなものです(苦笑)正直、気持ちが乗らないっすよね。
それでもなんとか完成したのが、冒頭の1枚目の写真です。
玉ねぎ抜きの1枚目のチキンライス。
玉ねぎ入りの2枚目のチキンライス。
見た目はほぼ同じです。
でも、味に違いが出てます。
結局、最後はケチャップで合わせちゃうんだから同じでしょ?
って、思うでしょ?
でも、違うんですよね。
玉ねぎ抜きの方は、もろにケチャップの味が強くでます。あのツンとくる酸味も。
それがいいとか言われたらオシマイなんだけど(苦笑)
レシピ通り、玉ねぎを炒めてから作ったチキンライスは、どことなくマイルド感が出てて、コクもあり、食べていく内に甘みが出て、後味を引きます。
玉ねぎは、熱を入れる事で、甘みが強く出てきます。
生の玉ねぎは、あの独特のニオイ(ボクもキライです)と辛味が強いものの、熱を通す事で、グンッと甘みが強く出てくるんです。
一説によると
「加熱した玉ねぎの糖度は、砂糖の50倍」だとか。
(参考:涙のもとが脂質をへらす? タマネギ)
(詳しい成分の名称や、科学的な実証などは、ググッて下さいねww)
こんなに甘みが強い加熱した玉ねぎを使うのと使わないのとでは、味に違いが出るのは当たり前ですよね。
チキンライスは稀なんだけど、
友理のちゃんぽん、皿うどん、焼きめしのご注文の際に「玉ねぎ抜きで」とご注文されるお客さまが結構多くいらっしゃいます。
お察しの通り、
ちゃんぽん、皿うどん、焼きめしの場合はチキンライス以上に味に違いが出ます。
別物と思ってもらっていいでしょう。
それでも、人の好みの話なので、無理強いはしませんが、実にもったいないのです。
ちゃんぽんも玉ねぎ抜きではありえない。
皿うどんのあんかけも玉ねぎの甘さが十分に伝わっています。
あんまり影響がなさそうな焼きめしも、玉ねぎ抜きだと全く違う味になります。玉ねぎを使ってるのが友理の焼きめしの大きな特徴かもしれないですね。
友理のギョーザにも大量の玉ねぎが使われてるんですよ。
以上の様に、
友理のメニューには、玉ねぎが必要不可欠。
とても重要なアイテムなのです。
毎日たくさんの玉ねぎが入荷します。
玉ねぎが嫌いなあなた。
ココ重要なのでもう一度。
加熱した玉ねぎは砂糖の50倍の糖度なんですって。
甘いモノはキライですか?
カレーライスにも玉ねぎがたくさん溶け込んでるのはご存知ですよね?
そんな玉ねぎの甘さがスープに溶け込んだちゃんぽんのスープ、皿うどんのあんかけ、玉ねぎの甘さをまとった油で炒めた焼きめし、チキンライス。
もし、食べてみたいなぁ〜って思ってくれたら、とても嬉しいです。
是非、食べず嫌いを乗り越えて、あの甘さを経験して欲しいな。
とはいえ、そんなボクは、
カツオのタタキの下にひいてある生の玉ねぎはキライです(苦笑)
ではではまた。