この時期になるとやってくるアイツ….
できれば忙しいゴールデンウィークは避けて欲しい。
関係各所に声かけて、アイツが入って来ないように手を回し。
なるべく避けて避けて…..やって来ましたが、とうとうやってきてしまいました。
コイツ。
そうなんです。
新玉ねぎ。
ボクはこの新玉ねぎが大嫌い。
あ、食べられないということじゃなくて、調理が難しいから大嫌いなのです。
やたら白くて、水分が多い。
そして、甘いんですよね。生では。
オニオンスライスなど、生でサラダとして食べるなら、辛みの無い、甘いオニオンスライスとして食べられるでしょう。
でも、煮込みには向いてません。
火を通せば通すほど、水分が出てきてしまう。
水分出てきちゃうと、甘さも出て行ってしまいます。
なので、
ちゃんぽんや皿うどんの調理は、この時期とても神経を使うのです。
炒めて味付けして煮込む、それぞれのタイミングがホントに難しい。
しっかり炒めてから煮込まないと甘味は出てこない。
しかし、煮込み過ぎるとスープが煮詰まってしまい、辛くなってしまう。
「いつもの味」のストライクゾーンがとても狭いんですよね。
加えて、身は柔らかいくせに、意外と形が崩れない。
同じ量を使用して、火を通しても新玉ねぎだけ形が崩れないから、盛り付けもひと苦労。
先日来てくれた千葉県香取郡多古町にあるラーメン屋さん。
みんなのらぁめんバンブーの佐藤 のりてぃんもこんなキャプションを付けて投稿してくれました。
いつも通りなんだけど、若干モリモリしちゃってます。
初めて見る人は、ヤヴァすって思っちゃうよね。
同じく、先日北海道からやってきたサキーコが撮ってくれたちゃんぽんもモリモリ感がハンパない。
新玉ねぎの存在感ありまくりなのわかります?
キャベツはヘタってるのに、新玉ねぎだけはモリモリしてるでしょ?
それでも、お客さまにはいつものちゃんぽんをお出しできるように、狭いストライクゾーンを見極める為、いつも以上に神経使うんですよね。ああ見えて。
これでも神経使ってます(笑)。
そんなこんなで、新鮮みずみずしくて甘い新玉ねぎは、ちゃんぽんや皿うどんの調理には意外と厄介なんですよ〜。
そんな嘆きを書かせて頂いた次第です。
ではではまた。