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量より質。質よりもストーリー。

世の中は密かに「クラフトビール」というビールが流行りらしい。

『クラフトビール』については各自調べてもらいたいが、下戸のボクでも毎日の様にその名を目にする。実は我が妻が訳あって「無類のクラフトビール好き」だからだ。

(訳あってをタップするとそのワケに飛びます)

聞くところによると、流行りに乗ってなのか、今までなりを潜めてた人たちが満を持してなのか、各地の街それぞれにクラフトビール醸造所、ビールメーカーができてるらしいが、ここ千葉県ではまだまだ少ないとのこと。確かにわが町にクラフトビール醸造所があれば、ビール好きでなくとも愛着がわくものだし、一度は飲んでみたい。倒れるのを覚悟して(笑)

そんな中、ついに?我らが木更津市にもクラフトビール醸造所が存在することを発見した。

BREWERY SONGBIRD
千葉県木更津市にある小さなブルワリーです。ベルギースタイルや木更津の自然から採った酵母などを使って、季節や風土を感じられるようなビールをつくっています。 金土日12時から18時、ほかに祝日もできるだけOPENしています。    エコバックなどぜひお持ちください。すすいでいただいた空き瓶も回収しています。 

住宅街にあるこの小さな醸造所、小さなビールメーカーは、飲食店や雑貨屋さんでも入りそうな間貸しの木造長屋の一角にあった。実はいつの頃からか「木更津でビールを作ってる人がいる」という情報は耳にしていたが、確かな情報はなく、そもそも自分が飲まないので、主たる目的になりにくく、頭の片隅に置いてあった情報。

つい先日、たまたま前を通る通った時に看板を見つけ、翌週たまたま近くにランチに行った時に思い出して、思い切って訪問してみた。思い出されるって重要。

倉庫の様な店内に置いてある手作りであろうカウンターに製造しているビールの瓶を並べ、感じのいい女性から説明を受けた。奥には醸造所があるらしく、店内に漂う発酵臭は、昔サラリーマン時代に研修で一時期勤めたピザ工場で嗅いだイースト菌の匂いを思い出した。あの匂い好きなんだよね。

説明を聞いていたら醸造所からシャイそうな男性がひょっこり現れて軽く会釈。どうやらご夫婦らしい。小さな男の子が走り回っている。なんともアットホーム。

タップも3つあるが飲めるのは週末のみとのこと。残念!(飲めないのに!w

とりあえず全7種類を1本ずつ購入し、今後を見守りたいところです。あ、妻の反応を見守るという意味です(笑)

しかしですね。

ボクは飲めないのに、既に愛着が湧いている。『地元木更津産のクラフトビール』というだけで興味を持つし、そもそも、鳥の鳴き声で起こしてくれるアプリをスマホにダウンロードしてるくらい鳥の鳴き声が好きなボクとしては『SONGBIRD』というネーミングだけで萌えている(笑)

それと、住宅街の小さな小さなビールメーカーというのも親近感が湧く。

もちろん、製造量や販売数量とかは、素人目にも大手のビール会社よりも多くはない事はわかるので、1本あたりの価格も当然ながら、大手のビール会社のビールよりも高いのは明白。

しかしどうだろう。

今や、この歳になると量よりも質(飲めないのにうるさいよねw

更に、今や質よりもストーリーではないだろうか。

安くてもおいしいもの、安くて質の良いものもたくさんある。それもまた良し。しかし、その製品、その商品、その料理、、、あらゆるもので、その商品、サービスに携わってる人の顔や人柄、そして日頃の様子が思い出されるとしたら、価格が高かろうがストーリーを感じる方を選んでしまうのではないか。さらに味が気に入ったり、サービスが満足の行くものだったら、リピート確定だろう。

ちなみにボクは確実にそのタイプだ(笑)

さて渦中のSONGBIRD

ブログを遡ってみると2015年1月から活動しているらしい。なんと3年以上も知らなかった!悔しい。飲めないのに!でも少なくとも、7~8年やってるSNSにおいて、ボクの繋がりのある人の発信の中には出てこなかった。不思議なものです。

もし我が妻が「気に入った!」という事になれば、我が家のクラフトビールラインナップに加えられるだろう(訂正:× 我が家の→ ○ 我が妻の)

そうなるとまた買いに行ける。

今度は正体を明かし、あの感じのいい奥さんとシャイな旦那さんとも一緒に写真を撮ろう。

ボクはまだSONGBIRDについてのストーリーを深くは知らない。我が町の自慢のビール、木更津に来たならお土産の定番、となる様な存在になると、同じ木更津で仕事してる者として嬉しいし、我がことのようにそのストーリーを話してしまうかもしれない。

さて、ビールも飲めないボクがまだ知りもしない小さなビールメーカーについてこんなにも長く語ったのかということについては、既にお察しの通り。どんな商売においても愛着を感じてもらうには「ストーリー」が大事だという観点からだ。そんなことを改めて気づかせてくれた『BREWERY SONGBIRD』もしかしたら、今、ボクにとって出会うべくして出会ったお店なのかもしれない。何度も言うが、飲めないけど。

でも、送った人が「美味しい」と喜んでくれたり、愛着が湧いたり、更にはお店のストーリーに親近感を感じてくれたのなら、それこそ飲めない人なりの楽しさだったりもする。

しかし、あのシャイそうな旦那さんと、シャイシャイ同士で話が盛り上がるのか?それについては自身はない。

とりあえず、木更津市民よ。一度は飲んでみたいでしょ?

では。

今回のブログはこのツイートを元に書いております。

そして我が妻の1本目の鑑定ツイート。