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お客さまを観察する

木更津の九州ラーメン屋さん。
九州ラーメン友理のまささんです。

観察の話。

ボクはお客さまを観察しています。

ジロジロ見てるワケではなく(笑)。
観察しています。

以前、焼きめしとギョーザを食べるお客さまが、案の定チキンライスとギョーザをご注文した時のお話したと思います。その記事はこちら→→→予想通り来たお客さま

あ、あの時の彼はその後、「焼きめしとギョーザ」に戻ってます(笑)。そういえば最近来てないなぁ〜。元気かなぁ?いつも元気なさそうだけど(笑)。

さて、観察は今も引き続きやってます。

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↑特に意味はありません。

観察して実った効果

とある男性のお客さま。

中年で、白髪混じり。
細身で身長は低い方。

いつもうつむき加減で入って来る。
1人で。

だいたい夜が多いかな。そして、か細い声でご注文されます。

このお客さま、実は結構昔からのご常連さん。

ご常連さんなんだけど、ひっそりと座ってらしてあまり存在感がなく、2〜3ヶ月に一度食べにいらっしゃる。なので、ちょうど「忘れかけた頃にいらっしゃる。」そんなお客さまです。

ボクも厨房内から見てるけど、さほど注意して見たことがなかった。

と、そんなある日。

そのお客さまが、いつもと違う行動したのを見逃しませんでした。

お出ししたお水の入ったコップを持って立ち上がったんです。いつも静かにされてるのに「ドシタノ?ドシタノ?」って思ってたら、洗面所にジャーーーーー。

そして、新しいお水を入れてるのを見かけたんです。

友理の給水器は、お水と同時にクラッシュされた氷も出てくるタイプ。

新しいお水には氷を入れていない(ボタンを押して選べます)。

どうやら、そのお客さまは氷が要らなかった様なんです。

この一連の動き。ほんの数秒。
とっても忙しい時間だったので、見つけたのはボクだけだったみたい。

そうか、あのお客さまは「氷が要らないんだ」
メモリーしました。

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↑特に意味はありません。

が、

前述の通り「忘れたころにやって来るお客さま」なので、次来た時には忘れてました(笑)。

そして、また自ら水を入れ替える。

その次に来た時、ボクはアルバイトくんに指示出しました。

「氷を入れないでお水出して、そして『氷は要らないんですよね?』って、ひと言言ってみて」

厨房から調理しながらその様子を伺う。

苦笑いしてる様な表情。(もともとだけど(笑))

注文を聞いてきたバイトくんに様子を聞くと。。。

「あ、はい。ありがとう」って言われましたーー!

って。

やっぱりそうだった。

その事を受けて、他のスタッフにその場で伝えました。

「あのテーブルのお客さまにお出しするお水には氷を入れないで。」

「はい!」

その後。

その氷を入れないお客さま。

1週間に1度、ご来店される様になりました!

そうなれば、大体のスタッフには覚えられます。

氷を入れない事が功を奏したのか解らないけど、お客さまにとっては、ひとつ面倒くさい作業をする必要がなくなったし、「自分を覚えてくれている」って思ってくれたのかも。

お話こそしないけど「関係性」ができつつありますよね。

ご来店の頻度が上がったので、「観察が実った」と言えるのではないでしょうか?

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↑特に意味はありません。

観察の副産物

ボクが観察してるのがスタッフに認知されると、一部の気が利くスタッフも観察し始めてる様です。

今日の夜もあった。

アルバイトの女の子。

いつも1人でいらっしゃる男性が来た。
そのお客さまを目を丸くして見ている。

ボクはその理由を当然理解している。

もちろん、気がつかないスタッフもいる。

「まささん。あのお客さん!」

「びっくりした?」

「びっくりしました〜。バッサリですね〜。」

そう、山下達郎並にしっとりと長かった(笑)髪を切っていたのです。
髪型が違うと、別人に見えたスタッフもいたようです。

もちろん、長かった髪を短くした事を発見したからといってメリットは無いかもしれません。でもそうやって観察する眼を養うと行動が半歩も一歩も早くなる。早くなれば、お客さまへの応対も早くなる。そう思うんですよね〜。

現に、そのアルバイトの女の子。

最初に生ビールを注文するお客さまは大体覚えているようで、お客さまとの「あ・うんの呼吸」でご提供してるみたいです。

観察できるスタッフがいると頼もしいですよね。

わーーーーーーー!

つらつらと書いてしまった。

こういう時は、きっと読まれない(笑)。

でもいいの。
こういう風に書きたい時もあるから。

ではでは。