ガガガーーーン!
レンゲ沈没現象
ボクが厨房からお客さまを「観察」していると結構な確率で見ることができます。
スープでベトベトになったレンゲをティッシュで拭いたり、持つ部分をティッシュでくるんだり….落としてしまった方のガッカリしながらするこの作業もまたよく見る光景です(笑)
ボクはこの「レンゲ沈没現象」何でやってしまうのか不思議でしょうがなかったんです。というのもボクはやったことがないんです。コレほんとマジで。
そこで、レンゲを落としてしまう人と落とさない人の違いにフォーカスして観察していると、落とす人の特徴には2つあることがわかりました。
そして、落とす人の特徴から導き出される本質的な部分とは?
ではいきます。
レンゲ沈没現象
① 同じ手でお箸とレンゲを使っている。
ホント上手に流れるように食べてて感心してたんだけど、麺を食べてる時にレンゲが落ちる落ちる。。。
この時に気が付きました。
その後「同じ手で食べてる人はレンゲが落ちる」という仮説を立てて、お客さまを意識して観察していると、案の定、いるわいるわ(笑)
ボクが落とさないのはコレです。ボクは必ず右手でお箸を持って、左手でレンゲを持って食べます。コレが普通だと思ってました。
だけど、気にして見てると片手だけで食べてる方の多いこと。しかもレンゲ落とすし。使ってない手は、肘を付いたり、スマホを持ったり。お客さまに向かってこんな事いうのもなんですが「お行儀が悪い食べ方」をされてる人が多い。
もちろん、全部じゃないですよ。片手だけで食べてるけど、落とさない人もいます。でも、確実に片手で食べてる方がよく落としてます。
レンゲ沈没現象
②元に戻せない人。
使ったら最初の向きに戻せば比較的落ちないのに、食べている内に元に戻さなくなっていく。
そして食べ進めていくと、静かに沈んでいきます(笑)
そして気が付きました。
このレンゲの向きを戻せない人は、例えばメニューを元のメニュー立てに戻せていない。テーブルやカウンターに置いたまま。メニュー立てに戻したとしても、他のテーブルと向きが違ったりするのです。また、使ったコショウなどの調味料も元のトレイに戻さなかったり。
最初は横だったのに。
大変失礼な事を申しますが、端から見て「ちょっとだらしない方」が案の定レンゲを落としています。
いかがでしょう?
「周りを気にしない」
「周りを見ていない」
「ルーズ」
「自己中」
もしかしたら、逆に考えればレンゲを落とさない様に片方の手でお箸、もう片方でレンゲを持ってラーメンを食べるように心がけたら、周りに気を配れる、人当たりのいい、優しい人になれるかもしれませんね。
でも、そんなレンゲを落とさないボクですが….