今日は、とあるご家族の様子を見てて、ちょっと嬉しいシチュエーションを発見したのでご報告。
いつもひとりでご来店されるお父さん。そのお父さんの息子さん家族を連れて食べに来てくれました。滅多に一緒にいらっしゃらない奥さんと、最近あんまり見なくなった息子さん。結婚して家を出たのかな?そしてその息子さんのお嫁さんと幼稚園くらいの男の子。
注目は息子さんのお嫁さん。ちょっと近所にはいない感じのエレガントさ。派手ではないけど、目を引く存在。
そのお嫁さん、入り口から入ってくるなり、不安げな表情。周りのお客さまを見たり、食べてるモノを見たり…如何にも初めてのご来店。そして、あからさまに「イヤイヤ連れて来られた感満載」です(笑)。
お父さんとお母さん、そして息子さんは馴染みの味ですが、お嫁さんにとっては初めての味。
もうね、ずっと不安そうなんですよ。「何を食べさせられるのだろう…?(こんな田舎で)」って感じ。
最初にテーブルに届いたのは、お母さんのちゃんぽん。その時のお嫁さんの表情(笑)。山盛りのお野菜を見て、ビックリを通りすぎて、唖然って感じ。しかも、お母さんとはいえお義母さんなので、「ちょっと味見させて下さい」って感じじゃないのかな?あんまり会話もない感じでした。
程なく、自分のラーメン大盛が目の前に。お子さんのお椀に少し分け入れて、いざ実食。
じーーっとどんぶりを眺め、匂いを嗅ぐ。
(っていうか、観察し過ぎだよねww)
レンゲでスープをひと口。
「ズズズ….」
すると、みるみるうちに、目が開いて口角が上がる。
続いて、麺をズルズルーーーっとすすると、もう表情は入って来た時とは別人物のような明るさ(笑)。
「おいしいね」
隣の息子さんに言いました。確かにそう口が動きました。
その後届いたギョーザを食べて、ニコニコしながら「うんうん」とうなずく。自分のお子さんにも「おいしいね」「ラーメンもっと食べる?」って勧める感じ。
イヤイヤ入って来た様にも見えた最初の不安げな表情から一転、とてもにこやかな表情。
その表情だけでもうすっかりエネルギーチャージ。
そんなお客さまの表情ひとつで、何事にも変えられない嬉しさが込み上げてくるものです。あの表情ひとつで、カラダがキツかろうが、頑張れる気がするのです。
おそらく連れてきてくれたお父さんも、気分上々だったんじゃないかぁ〜って想像すると、嬉しさが倍増します。
と、そんな嬉しいシチュエーションを、妄想を踏まえながら観察しておりました(笑)。
観察楽しあるね。
ではでは〜。