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やっぱりコツコツやるのがいいんだな。

木更津の九州ラーメン屋さん。

九州ラーメン友理のまささんです。

ボクは料理人ではない。調理人です。

これはボクが日々自覚していること。というのも、友理は創業以来メニューもさほど変わっていない。季節のメニューなども無ければ、限定メニューなどもやったことはない。

なので、旬の食材をどうアレンジしようか…..など、およそ料理に携わる方々が考えていそうなことは全く考えてない。毎日毎日決まったメニューを決まったレシピで調理する。

だから、ボクは料理人ではなく調理人なんです。

言い換えれば、毎日毎日同じ調理をして同じ味を生み出すプロ…とでも言えるでしょうか(笑)

しかしながら毎日同じ調理をしてても、多少誤差が出るものです。いつも同じ味を期待してご来店して下さるお客さまにしてみたら大変申し訳無いんですが、実はいろんな要素によってちょっとだけ誤差が出てしまうんですよね。

・野菜の産地や季節による品種の違い。

・スープの(ごくごくわずかな)微妙な違い。

・自分の体調。

などなど…

同じメニュー、同じ料理、同じ調理方法、同じ味…だからこそ、こういう要素の違いが微妙に調理に影響してくるのです。結構こういった要素の違いを結果に出さないようにするこそ大事な仕事かもしれない。

シルバーウィークという5連休があり、通常よりもご注文の数が増えたワケです。すると当然ながら調理の回数も増えてきます。終りが見えないほどのご注文の数が溜まり、一度にたくさん作らなければならなかったり、2箇所3箇所で違った調理を同時進行しなければならなかったり、終わってひと息つこうと思った時にまた新たなご注文が入って来たり….それはもうまるで機械のような気分になったことは嘘じゃなくてホントです。

繰り返す調理の中で気づくこと。

同じ調理の連続で体力的にも精神的にもキツい…..と思ったり感じてしまうと、能力が低下してくる気がするのです。ここは前述の通り「機械の気分」くらいの気持ちで調理した方が安定感のある調理ができる。(ボクの場合はね)しかも「精度」も増していきます。

今回の連休中、ご注文が特に多かった「皿うどん」や「焼きめし」も、自分の中では後半になるにつれ「おいしく」感じてきました。(おそらく微妙な差だと思います)

連休最後の皿うどん太麺もサイコーの出来きでした。 (動画の尺が足りなかったけどww)    

これは毎回毎回調理の度に、「この1回前はこうだったから次は少しだけ変えてみよう」とか考えて調理してたおかげだと思うんです。もともと不器用なので毎回毎回意識して調理しないと結果として残念なことになってしまう。長年やっててもまだまだ毎日毎日毎回毎回が、カッコよく言えば「勝負」みたいなことなんです。    

繰り返すことで増す精度

そう考えると調理にしてもそうだった様に、このブログやSNSでの発信も毎日することで精度が増していくものだと感じる。個人のキャラの差はあるものの、もう既に数年前から毎日発信し続けてる「先輩」達の文章力や表現の仕方などはとても端的で的を得ているし、読む度に「なるほど」と思わせるものがたくさんある。

  特にブログは記事が残る。試しに自分が好きで読んでいる方のブログの1年前の記事と最新の記事を読み比べると明らかに最新の記事の方が素晴らしい。と思える。人によってはもしかしたらそういったセミナーなどを受講して「有料の」コツを得た人もいるかもしれないが、大半は毎日発信することで精度を増し、表現を豊かにし、影響力を増していったのだと思う。

精度が増すことを知っていると新しい仕事にも取り組める

最近マイブーム(笑)の手書きPOPに関しても、最初はハードルが高く、納得のいく結果も出にくかったものの、恐らく繰り返す事で精度が増すのではないかと目論んでいるのです。実際やってみて、多少なりとも結果が伴えば、繰り返すモチベーションにも繋がります。 11062145_890783447673112_6223796890037937795_n

高菜の売れ行きがハンパなかったのはこのPOPのおかげかも?     

やっぱりコツコツ続けること以外の近道はない

よっぽどの天才かカリスマでなければ、大抵の人はこうではないのかと思う。「毎日Facebookの投稿とかブログの更新とかしててスゴイですよね〜」ってよく言われるが、ボクとしては調理と同じ。なんらスゴイことをしているのではなく、精度を増すように近道を進んでいるだけ。誰でも出来ること。

大切なのはやるかやらないか

先日ラジオを聴いてた時に耳に入ってきた言葉をツイートしてみた。


やはりどこの国でも考えることは同じ。これって真理なんだと思う。

と、まぁ休みの日だからってつらつらと書きましたが、1年後にはもっと短く同じ内容を伝えできるようになっていてもらいたいものです。

頑張れボク!

ということで今日はここまで(←長いよ!)

ではまた。