数年前に「日経レストラン」っていう雑誌を年間購読してたことがあって、いろんな飲食店の販促の事例や成功者のお話などを毎月毎月楽しみに読んだものです。
その割にはあんまり覚えてないんだけど(笑)。
唯一覚えてるのがこの言葉。
出迎え3歩(ぶ)、見送り7歩(ぶ)
だったかな?(あやふやww)
要するに、お客さまをお迎えするのも大事だけど、お見送りすることはもっと大事。っていうことだと思ってます。よね?
余韻効果って言葉もあるみたいで、お店の人が気持ちよく見送ってくれると、お店の印象がとても良く残り、「また来たいな」って思ってしまう。
確かに。
みなさんもそんな経験あるのではないでしょうか?
お店を出る際に「お気をつけて!」なんてひと言でも、気分良く感じます。
帰り際の好印象が、良い余韻を残すんですね。
しかし、なかなかスタッフ全員にこの事を徹底できない現実がある。どんどん入ってくるお客さまへの対応の方が忙しく、お会計を終えて、お帰りになるお客さまへの配慮は、随分とないがしろになってしまっているのが現状。
厨房に篭りっぱなしのボクも、気をつけているものの、盛りつけをしようと目を離した瞬間に、あっという間にお帰りになってしまうケースも少なくない。
もちろん今後の課題として取り組まなければならないけど、今の現状として自分にできることをすること。
ひとつは、「お客さまの期待通りの美味しいお料理を提供すること」
もちろん、当たり前のことなんです。
人は美味しいお料理を食べると、嬉しくなります。笑顔が出て、時には声に出して仲間と美味しさをを分かちあいます。幸せな気分にもなりますよね。
ひとりで食べにいらした方は、なかなか表情に表れにくいんだけど、美味しいと感じると一瞬口角が上がったりするところを発見すると笑顔以上に嬉しかったりします。
やっぱり、期待してる美味しさを味わえると、気分が良く感じ、お帰りになるまでいい余韻を味わうことができるハズです。
ふたつ目は、いつもよりちょっとだけ大きな声で「ありがとうございます!」って言う。
できれば目を合わせて言いたい。
レジにいるところをタイミング見計らって、目が合いそうな瞬間に笑顔で「ありがとうございます!」っていう。そうするとお客さまも笑顔で応えてくれる場合も多い。
笑顔でお帰りになるってとっても大事だと思うのです。
美味しさ以外でも、お店に対する印象を良く思ってくれる気がするんですよね。
厨房から出られないボクが意識してるのは大体このふたつ。厨房から「見送り7歩」を意識しようと心がけています。
やらないよりはきっといいよね。
日曜日の13:00過ぎ、まだまだ外まで並んでたころ。車から降りてくるなり、明らかにかなりのご立腹で、やさしそうな旦那さんが当たらず触らずの対応をしていたご夫婦。
10分ほど並んで頂いただろうか、その間も奥さんは無表情に近い怒り顔。「旦那さんなんとかしてくれ〜」ってココロの中で何度思ったことか。。。夫婦喧嘩でもしてきたのかな?
席に付くなりため息(冷や汗)
指差しで注文をし、正面の旦那さんとの会話もなし。頼むよぉ〜。
もうすでに旦那さんも試合放棄した感じで、ひとりでスマホイジッてるし。
しかーも!
隣の4人用テーブルでは、円満を絵に書いたような4人家族がめっちゃ楽しそうにお食事してる。ママが取り分けてくれたラーメンを嬉しそうに食べるお子さんたち。その様子をカメラでパチリとするパパ。撮った写真を見てメロメロになる夫婦(笑)。
とっても微笑ましかったーー
でも、隣はどよ~ん。
となり同士のギャップが….
旦那さん、会話してよ〜(笑)。
でもね。
注文したちゃんぽんのスープをすすった瞬間、一瞬だけ口角が上がったんですよ。見逃さなかったッス。その後、明らかに表情は緩んできて、笑顔までとはいかなかったけど、最後には旦那さんと会話もしていた。
よぉぉぉーーーーし!
そしてつかさず、お会計の際に大きな声で「ありがとうございます!」
ちょっとだけ「ニコっ」てしてくれた。
よっしゃ!
笑顔を見ると、こちらも笑顔になる。だからこちらも笑顔で話しかけると、笑顔でお返事してくれる。
厨房からできることをを、少し達成できたなぁぁぁって感じたのでした。
少しでも良い余韻のままお帰りになって下さるといいなぁ〜って思います。
そんな奥さんを見て「出迎え3歩、見送り7歩」って言葉を思い出したので、こんなブログ書いてみましたとさ。
ではではまた。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
このキャンペーンの余韻も楽しいに決まってます。
房総コラボキャンペーン2016
Facebookページはこちら→ https://www.facebook.com/bosokorabo
Twitterはこちら→ https://twitter.com/bosokorabo
開催日時:2016年3月25日〜4月25日
ウラケンによる懇親の友理レポート!
ウラにゅ〜【連載】「千葉県の本当に旨いラーメン屋を探す旅その②」九州ラーメン友理編