シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お店を見るポイントはどこですか?

奇しくも、2週連続お休みの日のお昼に、ラーメン屋さんでラーメンを食べるというボクにとってはとっても珍しいお休みが続きました。

先週は三浦ヒデジのいるらーめん愛彩流

13043660_791687717628936_9002124267725820555_n

今週はカズさんのいる波音食堂

13516294_627892624027147_1407195559441522769_n

でもホント、滅多にラーメン屋さんに行きません。

今回行った2店は、SNSで繋がる人がやってるお店だから。

やっぱりお店に行く理由が、SNSでの繋がりってことが、優先順位高くなってる証拠です。まれに行く所が見当たらなくて、ファミレスに行くことになった時のガッカリ感ったらありません。あ、でも、誰と行くか?によって違うけどね。

さて、滅多に行かないラーメン屋さんでも、やはり同業者。見ちゃうところは見ちゃいます(笑)。とはいえ、ラーメン屋だからってラーメンに詳しいとは限りません。特にボクはそんなに詳しくない(なぜか自慢気w)

だから、ラーメンそのものは、実はよく見ていないのかも?アハ(笑)。

でも、この2店は間違いなくおいしいです。

ボクが自信を持ってオススメできるラーメンです。

ボクはラーメン屋であって、ラーメン評論家ではない。それなりに食べ歩きした時期もあったけど、やれスープがどうだとか、、、やれ麺がどうだとか、、、やれチャーシューがどうだとか、、、感想は言えるけど、そんなに相手を納得させるほど知識を持ってないのです。これからも特に持とうとは思わないし。よっぽど食べ歩きが趣味の方の方が詳しいと思います。

というのも、「おいしさ」って人それぞれ。ボクはお店を出してる以上、そこのお店のお料理は、それなりにおいしいのだと思っています。それが合うのか?合わないのか?だけのこと。だから、おいしいってのは既にアタリマエのことなんですよね。

そんなアタリマエのおいしさのことよりも、このお店がお客さまを引き寄せる理由はなんだろう?って目線で見てしまいます。

お店の建物構造なのか?

店内の雰囲気なのか?

店主をはじめ、スタッフさんの様子なのか?

椅子の座り心地、テーブルの素材なのか?

ニオイなのか?

価格なのか?

POPなのか?

などなど…..

なんかやっぱり見ちゃうんですよね。

これは、ラーメン屋さんに限らず、他の飲食店でもそう。飲食店じゃなくてもお客さまに人気があるお店っていうのは、その商品、サービス以外に何かしら人気がある理由があるはずなんですよね。

そんな理由を「観察」して探してしまいます。

嫌な客だな(苦笑)

でね。

らーめん愛彩流でいいなぁ〜って思ったのは、とにかく、

野菜推し

なところ。

特にハーブラーメンやハーブ餃子での演出。

13495319_1039863759431746_3085564478941099631_n

12036468_892822720802518_770645754878866737_n

自社農園があるっていう「強み」を活かしたメニュー。このハーブラーメン、ハーブ餃子を注文すると、厨房の中で水耕してるハーブを目の前で ”収穫” して乗せるんです。

13567336_1043677565717032_5539721056717748493_n

(写ってないけど、この写真の右側に緑のハーブ類が水耕されてるのです。)

焼き上がった餃子に、そこに生えてるイタリアンバジルをもいで乗せる。

こんな演出、細かいけどなかなかできないことです。

冷蔵庫からタッパを取り出し、その中からハーブを掴んでラーメンに乗せる。これとはやはり演出面で全然印象が違います。

「自社農園」「新鮮野菜を使ったラーメン」

こんなイメージを改めて植え付けるハーブラーメン、ハーブ餃子の演出。もっと大げさにお客さんに見えるようにやってもいい気がするけど、あの演出はいいなぁ〜って思うんです。

そして、波音食堂さんでは効率のよい動き。

12565398_947950718623051_8997128835226087328_n

少ない人数で、如何に効率よく仕事をするのか?ってところを見てました。

カズさんが

「麺入れるぞ!」

と言うと、「ハイ」と奥さんとバイトちゃんが返事する。

そして麺を入れて、ほぐすとタイマーを押す。

設定された時間は既にスタッフ全員承知。タイマーがピピっとなるまでに、自分のできる仕事を各自行い、いよいよピピっとなった途端に、総出でラーメンを飾り、お客さまの元にラーメンをお出しする。

ラーメンを出し終わると、また各自の仕事に戻りつつ次の合図を待つ。

とっても効率的だな〜って。

だからあんなにたくさんのお客さまを、少ない人数で回すことができるんだな〜って。

そして、麺を上げてからお客さまにお出しするまでが意外と速いなって思った。

これもたぶん、最初は試行錯誤しただろうし、スタッフとの(特に奥さんとの)対立や話し合いもあったでしょう。今では自然と効率よく動ける様に鍛えられてるなぁ〜って感じます。

それとカズさんの「お客さんの懐(ふところ)に入る会話術」あれは忙しいながらも、よ〜くお客さんを見てないとなかなかできないことです。

ボクが感心を持つポイントってこんな感じです。もちろん食べながらですよ。ふかーく味わいながら観察しちゃう(笑)。

それを自分のお店ではどうだろう?

どうにかして取り入れることはできないか?って考えます。

自分のお店の特徴や独自性を活かしたいい演出ができているのか?

お客さまから見ても気持ちが良いくらいスタッフは効率よく動いているか?

そんな事を考えながら、ラーメン屋さんでラーメン食べてます。

ホント、嫌な客ですねボク(笑)。

でも、考えてみたらこれって凄く大事。

お店のどこを見るのか?って、ほぼほぼそのお店に行く理由になりませんか?ついつい無意識の内に、そのお店のメインの商品やサービス以外のところを見たり感じたりして「行く理由」を作ってるんじゃないかなぁ〜って思うんです。

いつも行く美容室は、カットやカラーの技術が上手いから行くのか?

いつも行くカフェはコーヒーがおいしいから行くのか?

たぶん、それだけじゃないですよね?

ではでは。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする