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変わらない為に変わり続けるのです。

九州ラーメン友理は、九州ラーメンのガラパゴス諸島や!!!!!

イキナリうるさいっすよねw

でも、密かにそう思っています。

昭和45年に、両親によって木更津で創業した九州ラーメン友理。木更津に移住する前に、長崎県佐世保市のラーメン屋さん「お富さん」で修行してた親父。もうだいぶ前になるけど、そのお富さんに行ってラーメンとちゃんぽんを食べた時に、「ウチと似てる味だ〜。いや、かなり近いな。」って思ったのを覚えています。

その修業中の味をそのまま、木更津に持って来て「九州ラーメン友理」として創業してから、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと、そのまま同じ味。

本家とも言える、九州、博多、北九州、長崎でさえ、東京を始めとする大都市圏の影響を受けて、いろんなカタチに変化したりするお店もあるなか、木更津の九州ラーメン友理と言えば、全く変わらない。

ずーーーっと変わらない味を提供し続けています。

でも、それを目指してるんです。

しかしながら、実は変わらない味を提供し続ける為に、お客さまの見えないところでいろんな変化をしています。

仕入れの食材ひとつとっても、より扱い易く、より効率よくするために、要求して変化し、その変化に対応しています。第一、作る人間が親父から、ボクたち兄弟に変わってますしね。

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最近、高菜を仕込んだ後に出来上がった高菜を入れるタッパーが、すぐに壊れちゃうって報告を受けて、いろいろ考えたら、少し入れる量が多いのが原因っぽいとのこと。

ボクが高菜を担当するようになってから、味はそのまま、考えに考えて様々な改良をし、今の姿になったんです。もちろん作る量も。なのに「タッパーが壊れるから」っていう些細な理由で、一回の作る量を変えないといけない。

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一度の仕込み量を計量し直し。

単純に高菜自体の量を少なくするだけなんだけど、それに伴い、調味料や食材の量を減らさないとバランスが悪くなってしまうので、これまた調整しないといけない。

お客さまが味わう時には「いつもの味」となるように、実は小さな変化ともいえる「調整」を、日々しているのです。

海で隔たれた島で、近隣の大陸と全く異なる生態系を保持し、独自の進化をとげた地域。ガラパゴス諸島。

九州から離れ、当時の味を保持し、地元の皆さんに愛されるべく独自の進化をとげたラーメン屋。九州ラーメン友理。

なんか似てる気がしています。(強引かな?ww)

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ボクの大好きなカフェ「cafe GROVE」のハマちゃんとも、

「グローブにとってコーヒーやカレーやマフィンやキッシュも大事な商品なんだけど、お店の空間、お店の周りの森、もっと広げるとグローブまでの道のりや、その風景もひっくるめて商品となり得るから、そこを変わらない様に保持する努力もとっても大切なのです。近隣住民との関係性も含めてね。」

って、そんな感じの事を、友理でお話してたとこ。

変わらないを続ける為に、変わり続ける。

もちろん、変わらない味、変わらない雰囲気、を求めてくれる昔ながらのありがたいお客さまあってのことなんですけどね。

いつもいつも皆さん、ありがとうございます。

こうして小さな変化をして進化しつつも、変わらない味を求めて行くつもりですので、今後共どうぞヨロシクお願い致します。

ではでは〜。