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おいしさのその先を目指し、期待したい。

焼きめし…..

というのは、どうして人気があるのか?

九州ラーメン・長崎ちゃんぽん・皿うどん専門店と謳っている「友理」としては、ラーメン、ちゃんぽん、皿うどんへのご注文がたくさん入るほうが嬉しいと思える部分が多いのだけれど、SNSの反応もラーメンやちゃんぽんといった「メイン」の写真よりは、焼きめしやホルモン焼といった「サイド」の写真の方が反応が良かったりすると「なんだかなー」なんて思っちゃったりする気持ちもある。

とはいえ、ご注文を頂けるのは嬉しいこと。なにより作ってるのは(ほとんど)ボクなんだしね。

さてさて。

この焼きめし。

友理の焼きめしは、人参・玉ねぎ・ベーコン・チャーシュー・玉子・グリーンピース、そしてごはんで構成されています。人参や玉ねぎが入ってるのは、もしかしたら珍しいかも?

ちゃんぽんや皿うどんとは違い、野菜の良し悪しにあまり左右されないので、(春先の新玉ねぎの時期にはやや苦労するが…)ごはんの状態が同じなら、1年を通して同じ味になります。いや、なるはずです(笑)

友理の焼きめしの最大の特徴といえば….

ボクは玉ねぎだと思っています。

玉ねぎの「甘さ」が全体的な味の根底にあり、塩やコショウなどの味付けを引き立ててくれてる….と感じています。

実はこの甘さにポイントがあると改めて気がついてから、おいしくなった。

最近のお野菜の高騰によって、玉ねぎの甘さを如何に引き出そうか?ってことを考えながらちゃんぽんや皿うどんを作っていた影響なのか?焼きめしを作る際にも玉ねぎの甘さを以前より意識するようになったら、なんだか以前よりもおいしくなった気がします。

(なので、玉ねぎ抜きで….と言われてたまに作る「玉ねぎ抜きの焼きめし」を味見するとガッカリしますww)

熱したお鍋に、ラードを入れて、ラードを適度に温めます。ココが最初のポイント。

温度が上がったラードの中に、最初ににんじんと玉ねぎを投入し、ここでしっかりと炒めて甘味を引き出す。玉ねぎから出てきた甘味をラードにしっかりと含ませてから、その後の調理を進めると、出来上がりがより一層良くなります。

そんなのアタリマエ….なんですけどね(笑)

作り方、味付けの仕方、などなど一連の流れを「見て」「実践して」覚えたボクとしては、気をつけるべき点が上記の様に、明確になるというのはとても心強い。もしかしたら、人に言われて教えられるポイントよりも、自分でやってみて気づくポイントの方が、より記憶に刻まれる気がします。

そうして自分で実践してやってきて気がついたポイントを抑えてきたおかげで、作り方を単純に覚えて作っていた若かりしころよりも、今のボクが作った焼きめしの方がおいしい気がします。同じ食材、同じ調理法、同じ人間が作ってるのに!

調理してる最中も、昔は「素早く!とにかく素早く!」「早くしないとコゲちゃうから!」って思いながら作っていた頃より、今は随分と余裕があって、鍋の中で焼けている玉ねぎや他の食材の状態をゆっくり観察しながら、ゆっくり調理できてる気がします。ゆっくり調理してもコゲないから不思議なんだよね(笑)

この余裕が何と言っても大事。

そしてこの余裕を生み出すのは、何と言ってもたくさんの数を作ったという経験値。

経験値はこれからも増える。

昔よりはおいしくなったと感じるけど、恐らくまだまだ。

今のボク程度の調理技術では、恐らくまだまだおいしさ引き出せてないとも思う。もっと上手な人が同じ食材、同じ味付けで作ったらもっともっとおいしいのだろうなぁと思う。

ということは、これからもまだまだたくさんの数の焼きめしを作って、そのおいしさの先を目指し、いつかまた「昔よりもおいしくなった」と思える時が来ることを期待したい。

….ということになるので、現状でのおいしさにも関わらず、毎日毎日たくさんのご注文を頂ける事は、こんな風に遠回しに考えても、ありがたいものですね。

なんか、着地点が変な気がするけど。。。。

では。

そいぎんた!

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