母校野球部が1回戦をコールド勝ちしてホッとしました。
久しぶりに校歌を聞くことができました。
校歌って忘れかけてたけど、思い出させてくれた。なんだかジ〜ンとくるもんですね。こういうのありがたいですね〜。
テレビ中継される球場で試合出来るのもクジ運。勝負運。たった1つの勝利が自分たちの知らないところで、ありがたいって思われてるなんて思いもよらないだろうね。この1勝だけでもこの後輩たちの勝利の価値は確実に上がったと思うのです。
夏の高校野球予選の時期になると思い出すこと
高校まで野球をやってたボクですが、ここ10年くらい、グローブはおろかバットでさえ手にしていません。ましてや運動さえしてない(笑) でも、この予選の時期になると高校時代の部活動のことを否が応でも思い出すものです。
大抵は、負けたり、挫折したり、罰を受けたり、怖がったり、悔しかったり、泣いたりしたことばかり。嬉しかったり、楽しかったりしたことはいくつも覚えてない。
中でも挫折みたいのはたくさん思い出す。
挫折、、、というか「現実を知って呆然とした」というのかな?
今日はそのひとつをお話します。
フェンス
小学校・中学校・高校と、公立の学校だったので、(恐らく多くの方もそんな境遇だと思いますが)学校の校庭が練習の場であり試合の場でした。
そうなると、隣接するその他の運動部、サッカー部やラグビー部や陸上部などと、練習エリアが重なるワケです。それでお互い試合やどうしても使わないとできない練習がある時などは、示し合わせて場所を明け渡したりしましたよね?
ボクの高校時代の校庭はまさにそうで、外野の3分の2くらいはサッカー部と重なっていました。要するに野球部とサッカー部は同時に練習試合をできないってことです。
そういう校庭で練習してる野球部が、唯一できない練習があることをご存知だろうか?
それは…
フェンスに当たったボールの処理。
そうです、いわゆるクッションボールを処理する練習は、唯一普段の練習ではできないのでした。だってフェンスが無いんですもんね(笑)
近所の私立高校に練習試合に出向いた時に、驚愕したことを今でも覚えてる。それは野球部専用の球場があること。こんな大会で使うような球場で日々練習してれば、そりゃぁ〜強くなるわな〜って単純に思った。
案の定、クッションボールの処理はとても上手く素早い。
一方ボクたちは、まずフェンスの位置を確かめ、そのフェンスの材質を手で確認して、場合によっては、肩や背中で強めに当たってみる。そしてボールを手で投げて跳ね返り具合を確かめる。そのあと監督からのノックで確認する。
わかったようなわからないような、、、でもわかった気になって試合に望むのだが、案の定フェンス際のボールの処理は、後手後手に回ってしまう。
慣れた頃には試合終了ーーー。
はい、お察しの通り負けてます。大差で(苦笑)
まぁフェンス際のボールの処理だけのせいじゃないけどね。そもそも個々のチカラの差が大きいいんだけどね。
一応、ボクでも最初は甲子園出場を夢見て高校へ入学し、野球部の門を叩いたんです。でも、私立高校の専用球場、フェンス。。。という現実を目の当たりにして、何かが崩れたような気持ちがありました。
苦い思い出は今の自分の糧とする
「フェンス」ひとつをとっても、挫折の一端となってしまった苦い思い出だけど、そんな変えられない過去を今を生きる自分への糧として活かすことで、苦い思い出を「良い思い出」に変えることができるんじゃないかなぁ〜って思うんです。
例えば「フェンス」
フェンスにボールが当たるまでに追いつく様にボールの強さ、速さを予測して、最短の位置に回り込んだり、フェンスに当たるのを見越して、クッションボールがどの位置に来るのか予測して走り込んでポジショニングする。
このような一連のフェンス際の動作・考え方というのは、サービス業ではとても役に立つ。お客さまのご要望は何か?何を欲しているのか?というように、お客さまよりも先回りして考えておくことで、気の利く店員、気の利くお店として印象付けることができるし、自分たちの動きだって効率よくなるはず。
コレをやってほしい。って言われてからやったのでは誰でもできるので、やはり言われる前に対応出来るように、日頃から先回りするクセをつけるのは必須な気がします。
サービス業・接客業に限らず、いろんな場面でこの「先回り」の出来る人は、想像力が豊かだし、気が利く。そして重宝されてます。信頼だって厚いでしょう。
ボクもまだまだ気が利く領域には立っていない。むしろまだまだ気が利かないオトコの領域から出てないのかも。。。クッションボールの処理、かなりモタついちゃってます(笑) でも、あの時の私立高校野球部の選手の素晴らしいクッションボールの処理を目指して、自らの「糧」としていきたいなぁ〜って思う次第です。
フェンスが無くて、私立高校との差に愕然としたことによって、こうしてプラスに考えることができたってこと。。。かな?ww
と、いうことでなんだか大げさな話になっちゃいましたね(笑)(笑)
ではではまた〜。