間に合ったぜよー。
時間的にも。期間的にも。
テカテカし過ぎてすみません。 pic.twitter.com/ovOnjxQRjJ— 友理のまささん@木更津の九州ラーメン屋。 (@masa_9ramenyuri) 2017年10月31日
ついにというか、やっとというか、観たかった映画『ドリーム(原題:Hidden Figures)』を観てきました。
素晴らしかった。
様々な困難、困難というよりも、今思えば理不尽な壁、そんな壁を乗り越えながら頑張って生きてきた人たちの中で、特にそんな壁を ”打ち破った” 女性たちのお話。
詳しくは書かないけど(いや、書けないけどw)なんだか勇気をもらえた気がします。
さてさて、今日は最近作ったPOPのお話。
こんなPOPだっていいじゃないかーーーです(笑)
突然ですが、糸井重里さんの本、好きですか?
ボクは最近ですが好きになりまして読んでます。んで、最近読んでてとてもおもしろい文章を見つけたのです。
思わずツイートしたら、思いのほか好反応でした。
この言い回しはおもしろい。
「 」の中を変えて応用したい。#糸井重里 pic.twitter.com/rVy0EsRfcc— 友理のまささん@木更津の九州ラーメン屋。 (@masa_9ramenyuri) 2017年10月27日
横書きになっちゃうけど、書いときますね。
いちばんは「だいこん」でしょうかね。
なかったらさみしいと思うのは、「さつまあげ」。
あるとうれしいのは、「ちくわぶ」でして、
ないことになれてるけど好きなのは「すじ」です。
「たまご」は、あってもなくても平気です。
はい、言わずもがな「おでん」に関する考察です。
実に絶妙なバランスだと思いません?人それぞれあるでしょう。ボクだって、「たまごは絶対必要だ」とか、「ちくわぶは別にいらない」とかとか、思いますけど、そういうことじゃなくて、うまいこと言う方法を考えるもんだな。って。
どことなくニヤっとしちゃうし、妙に納得しちゃう感じがするのが不思議。そして何より「自分の場合は….」って考えてみちゃうところ。
この文章ひとつで、いつの間にか自分の場合を考えさせるチカラがある。無意識に。とても巧みで、とてもシャレてる。
この文章がなんだかとても気に入ったのです。すぐさまPOPに応用したいな。「 」の中を変えて自分のお店のPOPとてして作りたいな。って思ってパソコン開きました。
まずは、元の糸井さんの文章を書き。
「 」の中を何にしようか考えて、、、、、
いろいろ当てはめてみたけど、1番しっくりきたのは数的にも5つでちょうどよかった『トッピング』だったので、ボクなりに当てはめてみました。それがこちら。
いちばんは「高菜」でしょうかね。
なかったらさみしいと思うのは、「小ねぎ」。
あるとうれしいのは、「きくらげ」でして、
ないことになれてるけど好きなのは「焼きのり」です。
「味付け玉子」は、あってもなくても平気です。
バカだな〜(笑)
でもどうでしょう。人それぞれだろうけど、周りの文章のおかげで妙に アリだな〜 と思わせるというか。どうです?
そうと決まったら印刷。ちょっと装飾して。
そして、店内の数カ所にさり気なく貼りました。
まずは、厨房のボクの位置から見えるところに数枚だけ。そして見ているお客さまの反応を観察してます。ここ2日くらい見てるけど、読んでる人はいるけどみんな無反応、または首をかしげる仕草(笑)。まぁいいのいいの。受け入れられなくてもね。
でもさすがに成り立ちのような説明的なものも必要かと思って、こんな補足的なPOPも作成。
でもこれは、トイレにでも1枚貼ればいいかな。見た人にだけわかればいいな。
それにボクの観察によると、結構「読みたがり」のお客さまって多いんですよね。活字を目で追いかけたい欲望みたいな。
そんなお客さまへの、何か暇つぶしにでもなってもらえたらいいなぁ〜。。。
そんな気持ちです。
いいでしょ?こんなPOPあっても。
まぁPOPといえば、商品やお店の情報をお伝えして、購買してもらったり、サービスを受けてもらったり、そんな方向へとお客さまを誘う役目があるかと思うんだけど、そればっかりだと売り込み感出すぎて、見るのもイヤになっちゃうかもしれない。
だけど、こんな感じで「この文章はなんだろな?」「意味わかんないな」「誰の意見なのかな?」「いや、オレの場合はこうだね」とかとか、ちょっとだけ思考停止というか(笑)、購買意欲を掻き立てない感じのPOPがあったっていいじゃん。
っていうか、自分がやってみたかっただけなんですけどね(笑)
いつか「この文章って糸井重里さんのですよね?」とか、聞かれたらモーレツ嬉しいかもしれない。
あなたの場合はどうです?
友理のトッピングででもいいし、原文の通りおでんのネタでもいい、他にもご自分の好きな何か、またはご自身のご商売で置き換えて作ってみては?
(笑)
しないか。
今回の文章が掲載されてる糸井重里さんの本に関してはこちら。ここからでも買えます。
お近くのAmazonで買いたい人はこちらから買えます。
ではまた!
コメント
おでんネタでしたのでついついコメントを。佐世保ラーメンをやってらっしゃる友理なので是非お店でもおでんをお願いします!佐世保ではラーメン屋さんには「おでん」ですよね?
月1くらいしか友理さんには行けませんが、通りすがりの佐世保出身者です。
コメントありがとうございます。
確かにおでんは佐世保のラーメン屋さんの定番ですよね。寒くなってきたこの時期は特に、おでん食べながら、熱燗をキュッといきたいものです。
友理もおかげさまで創業47年、これまで定番と言われるおでんに手を出さなかったのには、社長の考えひとつによるものです。
詳しくはわかりませんが、社長がやらない、というのならやらない。ただそれだけです。
ボクが思うに、ありがたいことに連日列を作って並んで待って頂いてるお客さまを見るにつれ、おでんを提供して、お酒などを飲みながらお客さまに「ゆっくり」していただくことは、いささか忍びないのではないか?と感じるのです。もちろん、お客さまにゆっくりしていただきたいのはやまやまですが、やはり基本的には主力商品のラーメン、ちゃんぽん等を召し上がるお時間をゆっくり過ごして頂けたいとの思い、なのではないか?と思っております。
以上、ご理解頂けましたら幸いです。