年明け後の初ラーメンを、ようやく食べることができたーーーって話は、前回のブログで触れましたが、一度久しぶりにラーメン食べると、なぜか立て続けに「また、食べたい」ってなるのです。それくらいほっとして心が落ち着いた。というか、胃袋が欲してる。というか、舌が欲しがってる….そんな気分になるんです。
世の中にラーメン屋さんって星の数ほどあるし、ラーメン屋さんじゃなくたっておいしいラーメンを提供できるお店もあるから、「おいしいラーメン」って星の数以上ある。もちろん友理の近所にだっておいしいラーメンが食べられるお店はたくさんあります。たぶん。
でもやっぱり、自分のとこのラーメンを食べると安心します。
こればっかりは、ただただ親父殿に感謝するばかり。自分の家の商売で扱う主力商品たる「ラーメン」を、世の中の星の数以上もあるラーメンの中で ”1番おいしい” と感じることができる幸せたるや。
1番おいしいラーメン……
1番おいしいラーメンと書いたけど、個人の好みの問題だろう。まさに十人十色。だから共感されたり、されなかったりいろいろだと思う。1番とか2番とか….その都度何かにつけて順位の変動があったり。
そもそもラーメンって勝負じゃない。
前述のように「あのお店よりも勝ってるとか負けてる」とか、勝ち負けで表現する方も多くいらっしゃるけど、そもそもラーメン屋さん同士で争ってはいない。勝ち負けを気にしてるラーメン屋さんっているのかな?いやいや争ってる場合ではないですよ。もちろんライバルとして切磋琢磨するのはとてもいいと思う。けど、対峙するのは他のラーメン屋さんではなく、間違いなくお客さまのなのだと思うんです。
どこを向いて商売をしているのか。
ライバル店である他のラーメン屋さんを意識して日々のお仕事をするのか、自分の作るラーメンを楽しみにして来てくれるお客さまの方を向いてお仕事をするのか。当然ながらボクは後者だと思ってる。
「あそこのラーメンよりもおいしかった」というようなご意見やご感想を言って頂くこともある。もちろん、せっかく言って頂いたのだからありがたく頂戴する、が本意ではない。食べたあなたが「おいしかった」と喜んでくれたのならそれ以上のことはない。
元日に届いたお肉を食べた。
元日に宅急便って初めてかもしんない。カズマ&モー子、そして元気いっぱいの子ども達が大事に大事に育ててくれた #但馬牛 #てるとよ が我が家にやってきたーー!しかと味わいます。何よりSNSで見守ってきた #田中畜産 の商品が手元にある事が嬉しい。 pic.twitter.com/QGzaqwWzw2
— 立野 征博(友理のまささん) (@masa_9ramenyuri) 2018年1月1日
話は変わるが、兵庫県に住む友人田中夫妻が営む但馬牛繁殖農家『田中畜産』で大切に育てられた但馬牛1頭を、ネットで一斉に注文受付し、あっという間に売り切れてしまったというある意味レアなお肉。レアでもおいしいだろうが(笑)
なかなか家族が揃う日がなく、1月の半ばになってようやくその日がきました。

サーロインーーーー!

塩と軽くコショウだけで食べた−−

妻がようでん忍ちゃんから教わったローストビーフ!!絶品だった!
このお肉たちを食べた翌日にこのブログを書いてるが、実はまだ腹が減らない(笑)牛肉を久しぶりにたくさん食べたから胃がびっくりしてるのか?腹持ちがいいのか?w
おかげで立て続けにラーメン食べたいって思ってたのに、食べるのやめました(笑)
さて、但馬牛といえば、国内屈指のブランド牛。これまでの人生食べた記憶はないけど、名前は知ってます。もし、スーパーの食肉売り場に並んでたら、間違いなく「買わない」だろう(笑)
しかし、買った。買いたくて買いたくて….待ち望んでいた但馬牛だった。
田中一馬さんとあつみさん夫妻が、お子さんたちを巻き込んで、なんともハートウォーミングで、おもしろおかしく、そして時に生き物を相手にする厳しさをSNSを通じて伝えてくれる。
ちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっ…
哺乳中の子牛は何を思ってるのかな。哺乳中私は無心です( ´ ▽ ` )笑 pic.twitter.com/3E0VicVkOE— 田中あつみ 但馬牛飼い精肉店【田中畜産】 (@tanatiku) 2018年1月14日
きっと想像以上の苦労があるだろうけど、時に包み隠さずオープンに、時に悲しみをグッとこらえて、そして何より実に楽しんで日々の様子を伝えてくれてるので、今や勝手に「見守ってる感」が芽生えている人も多いのではないか。

友理T2017だって夫婦で買ってくれました(どこ見てんのかねw)
そんな田中夫妻が手塩にかけて育てた但馬牛「てるとよ」1頭丸ごと各部位に分けて販売するというのだから、これはまさに待ち望んでたこと。ボク(たち)ができない仕事を彼らがやってくれてるおかげで、こうしておいしいお肉が食べられるのだ。感無量とはまさにこのこと。
全国の同じ思いでお肉を購入した人たちの様子をまとめてくれてる2人のブログを是非ご覧下さい。
想いは牛飼いだってラーメン屋だって同じなんだよね。
ブログでもSNSでも、彼らの発信から「ウチの但馬牛のお肉が1番」とか「他の農家で育てられた牛よりも、ウチの方が優れている」とか、どこかと比較したり、勝ち負けにこだわった発信は見られない。自分たちの日々の様子を、ただひたすら発信している。素のままに。
そんな彼らが育ててる但馬牛だから買いたいのだ。
一馬さんのブログにもあるけど、そんな彼らがの想いはやはり。
僕が届けたいのは牛肉ではなくって、楽しい晩御飯という団欒の時間です。
『クルマは作らない。クルマのある人生を作っている』(ヤナセ)みたいね(笑)
ここの想いにどこかと比較したり、勝ち負けにこだわる気持ちなど存在しない。
喜んでもらう為にやってるようなもんです。
あそこのラーメンよりもおいしいとか、あっちの牛肉よりも柔らかいとか、そんなことよりも、ボクたちを選んでくれた人たちが、食べてくれて喜んでもらえたらそれだけでいい(もちろんお代は頂きます(笑))
世の中、いろんな商売があるけど、結局のところみんな同じ想いなんじゃないかなーと。
たまたま久しぶりに食べた自分とこのラーメンと、唯一無二の但馬牛を食べたタイミングが同じだったので、こんな想いが頭を巡ったのでした。
そして今度は「ひちふく」という但馬牛の販売が間近に迫っているとのこと。
是非、唯一無二の体験をしたい人は是非彼らの発信を要チェケラして、おいしいお肉をGETしてみて下さいね。
迷ってたらすぐ無くなるYO!
ではでは。
そいぎんた!