
左手だけ黄色い。
ボクは本来左利きなので、お箸や鉛筆を持つ以外は左手でやります。当然みかんを食べる時に、皮を剥くのも左手。
先日、とってもおいしいみかんを頂いたので、アホみたいにバクバクバクバク食べてました。柑橘類好きなんですよ。
そしたら、気づいたらこんな。左手だけ黄色くなってしまってました。ハンパないなみかん!どんだけ食べてんねん!
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んなアホな!
みかんを食べ過ぎて黄色くなったワケではなく、あ、ついでに言うと左利きもウソですけどね(笑)

そうそうコレコレ。

ザクザク……

ひきつっておる。
友理の高菜です。
高菜をザクザクすると、押さえてる左手が黄色くなります。特に手が乾燥しやすい冬は特に。
毎日のようにザクザクして、左手が黄色くなるまでやっても足りない状況が続いております。
ただ欠品だけは免れておりまして、なんとかお客さまにはご迷惑をおかけすることはないので、ひと安心です。
ただ2日後、3日後には無くなる……可能性が高いのです。ボク心配性なんで。
炒めて味付けをするのには20分程度でできても、すぐ食べるより一旦冷ました方がおいしいし、そもそも炒めるまでには、ザクザクした高菜を水洗いして、塩抜きして、水抜きしないといけない。
すぐには補充できないのが、この高菜。
そんな時にキタ大雪。

夕方、積もり始めた頃。
ホントは積もらないのでは?って思ってたけど、思いのほか予報どおりに積もり始めた雪。
「このまま積もり続けたら、夜はお客さん来ないな」
そう踏んだボクは、好機がキタと思って高菜をザクザクし始めました。

足りない分を補えーーーーーー!
夕方4時過ぎから始めて6時頃まで。約2時間、途中お客さまのご来店もちらほらとあったけど、ほぼノンストップでザクザク。
ここまで、朝の仕込みで言うと2日〜3日分をザクザクした算段に。「結構はかどった!」
ちょうど横綱鶴竜の結びの一番が終わり、4場所ぶりの出場もさすがの安定感のある9勝目を見終えたところでお客さまがゼロ。外はますます降り積もる雪。車も人も少なくなり…
「よし、このままお客さま来なければお店閉めちゃお(そして、高菜をもっとザクザクして安心できる在庫圏内にしよう)」
と、思って、ヒマを持て余すアルバイトたちにメシを食べさせ、もはや締める気マンマン。

アルバイトのミコトちゃんが雪だるまを作って遊ぶほどヒマだった……
そしたら突然…
「お客さま入りまーす」とのバイトの声。
マジかよ!帰らないのかよ!帰路を急がないのかよ!
正直のところそう思いました。
しかし、その後続々と来るお客さま。中には小さなお子さんを連れて、歩いていらしたご家族も。
その時のツイートがコレ。
雪がしんしんと降り積もる木更津友理なう19:45。大相撲鶴竜の結びの一番が終わった頃、ちょうどお客さまが途切れ、その後30分入ってこなかったから、雪も雪だし早めに締めようとお片づけする気マンマン……からの、連続ご来店中。開けてればどんどん入って来ます。凄いね。みんな家に帰らないのねww pic.twitter.com/TAegvJBxRG
— 立野 征博(友理のまささん) (@masa_9ramenyuri) January 22, 2018
なんでこんな時に?と思わざるを得ない初めて来るお客さまがいたり、どこから歩いて来たのか、フードに雪をこんもりと積もらせた若者集団が来たり、仕舞いには「とりあえず生3つ!」と、お仕事終わりに “お疲れさま会” を始める方々まで。
当然ながら高菜は諦めて、調理に専念。
「もう少しザクザクしたかったなぁ」
正直な気持ち。もう少しできてれば結構安全圏内。向こう1週間余裕のある仕込みが待っています。
でも、その後も続々と来るお客さまたちの全てが、お店に入ってくるなり「ホッと」した表情を浮かべている。
そして、ラーメンを食べるなり(何故かラーメン系ばかりのご注文だった)「はぁーーーーーー♡」と安堵に似た表情。
そんな表情を見てると、こんな雪の中食べにくる驚きを通り越して、もはやありがたい気持ちに。
こんな雪の中食べに来てくれる…ってのも、最初は異常とも思ったけど、よく考えたらそんな時に「食べたい」「あたたまりたい」と思ってくれたということ。
そう思って、友理を目指して寒さ堪えてやって来てお店が早じまいしていたとしたら…………
そう考えたら、閉めてなくて良かったーー。
いつもの混み具合よりは少なかったけど、目指して来てくれたお客さまのためだけでも、開けてて良かった〜って思ったのでした。
結局、閉店は夜9時。
いつもと同じでした(笑)
いつもと同じお片づけをして、いつも同じ次の朝の仕込みの準備をして、外へ出たら一段と積もった雪。
車にチェーン付けて、帰ろうとしたけど、久しぶりのチェーン付け、不器用で機械音痴なボクがササッと付けれるハズはなく、30分も奮闘してなんとかタイヤにチェーンを絡めて(笑)帰りましたとさ。
帰宅してお風呂入ったまでは覚えてるけど、その後の記憶はありません。
高菜ザクザクするより、
閉めようと思って、思いがけず忙しくなったことより、
タイヤにチェーン付けるのが一番疲れたのでした。
雪はキライじゃ。
ではでは。
そいぎんた!