
先日のお盆前、中学生(中学2年生)による職場体験が実施されたんです。5年前くらいに初めて受け入れがあって、しばらく途切れたんだけど2016年からは毎年体験したい職場として中学生から選んで頂いてます。
今年は台風の影響があって3日間の予定が、1日だけとなるホントに触りだけの体験実施となってしまいました。
でも、1日だけ数時間の体験にもかかわらず、体験に来てくれた中学生3人それぞれの性格の違い、順応性、そして大人との関わり方などなどが見え隠れするから面白いんですよね。

声を揃えて「いらっしゃいませ~」
言われたことを正しく、真面目にこなす者。
自分からは動かず、できてる人を見てから動く者。
不安そうにしてる者。
めんどくさそうにしてる者。
とにかくワクワクしてる表情をしてる者。
三者三様、十人十色、「働きに来てる者」と違い、「課題をするために来てる者」である中学生にとっては、仕事を覚えようというよりは、早く終わらせよう(笑)。それはそれで、まぁいいじゃないですか。こちらとしては、ラーメン屋さんのリアルな雰囲気だけ味わってもらえたら、それでいいんです。

要は、どうやって指導するか?
課題だし、早く終わらせたいと思ってる中学生、性格もそれぞれ違う、そんな中学生の男の子3人に、同じ作業を覚えてもらって、実際にやってもらわないといけない。そんな中学生に対して、如何に上手に指導できるか?その指導を理解してもらうか?そんなところを「試される場」であることも確か。
話し方
言葉の選び方
動作の加え方
注意の仕方
褒め方、そして待ち方。
これらの手法を屈指して、三者三様の彼らに同一の仕事を教え込まなくてなならない。これは相手が中学生だからとは言え、高度な指導法の基礎となる部分が学べるチャンスだと思っています。
1番いけないのは、自分でやってしまうこと。
「えええーーーい、もういい!どいて!どいて!!」
みたいな感じで言葉が出ず、上手くやって欲しいことを伝えることができずに、自分でやってしまうこと。「ちょっと見ててね」って自分の仕事ぶりを見せるひと言があればまだいいけど、人にやらせるよりも自分でやった方が早い。なんて思いでやってしまうのは最悪。
せっかく普段できないことを体験に来てるのに、その体験のチャンスを奪ってしまう。これでは覚えようにも覚えられないし、のちのち印象にも残らないだろう。こういった特別短期的な指導機会にかかわらず、新人への指導にだって同じことが言えると思うんですよね。
相手をよく観察して、それぞれに理解してもらうように教える。できなければ待って、違う角度から指導する。例えばそういった根気のある指導能力を身につける、または自分に足りないことに気づく。これって、とっても学びがいのあるまたとないチャンスだと思うんですよね。
そういう意味で、
中学生の職場体験を受け入れることは、とても意味のあること。
そう思ったのでした。
ってごもっともな事を書きましたが、実は同じような内容で約2年前にもブログを書いていました(笑)進歩してなーーーwwww
願わくば、職場体験をした生徒さんが、高校に入学してアルバイトに来てくれるといいんだけどね。毎年あれば、そのうち1人くらいいるかもね。
今回のブログは、先日noteにおいてお話したことが元ネタです。
よかったらnoteものぞきに来てね。
ではまた〜
そいぎんた!