昔は…
なんて言うと、なんだか古臭い人だと思われてしまうそうだが、風呂が壊れると家族で銭湯に行ったものだ。そうか「風呂が壊れた」ってシチュエーションが最近少ないのかな。あんまり聞かないもんね。今思えば「風呂が壊れた」ってことは風呂釜がぶっ壊れたのではなく、給湯器の故障だったんだろう。風呂にザブンと入るとなんと水だった!って感じだった気がする。ボクも子供の頃何度か経験した。
普通家庭にある風呂というのは、お金がかからない。これは無料って意味ではなく、もちろん水道代や湯沸かしに使うガス代などなど厳密にはお金がかかっているのだけど、財布から現金が出ていくことはないって意味で。なので無意識に近い状態で入ることが多く、子供ならなおさらだろう。だからこそ「風呂が壊れた」という時になって初めて、家で自由に入れるありがたみということを感じるのだろう。
そこでお金を払ってお風呂に入る銭湯という施設に行くことになる。
親としては仕方なくって感じだったのかも。しかも「風呂が壊れた」というのはあまりご近所に知られたくないことだったのかもしれない。それが世間体というのか、こっそり家を出て行くような感じだった気もする。しかし、ボクたち子供には関係なく、いつもの家の風呂とは違う大きなお風呂で、家族揃って入るという普段とは違うシチュエーションというだけで、ワクワクドキドキしたものだった。親も親で、銭湯に入ってしまえばこちらのもんで(どちらのもんだ?w)、子供同様、熱くて大きなお風呂に足を伸ばして入る気持ちよさを満喫しているようだった。そしてお母さんがこう言うのだ「たまには銭湯もいいわね〜」と。
例えるならばこんなこと
どんなことだ!(笑)
自分でも整理がつかないんだけどw、誰かわかってくれるかな?う〜んとつまり「風呂が壊れた」アクシデントによって仕方なく実現された家族で銭湯という出来事だったが、もちろん有料とはいえ、行ってみたらみんな大満足で、むしろたまには銭湯に行くのもいいわねぇ〜なんて声も出たりする。
銭湯をラーメン屋(友理)に置き換えたとしたら
何かしらのアクシデント、もしくはお出かけしたとかで、家に帰ってからお食事を作る時間も余力もないってシチュエーションってよくあるでしょ?風呂が壊れることよりあるかもしれない。そういう時に、仕方なくでもいいから(笑)「よし、友理に行こう!」って家族で食べに行けるお店でありたいなぁ〜と。もしかしたらお父さんの財布から現金が出ていくことになるかもしれないけど。
そして初めて食べた友理のラーメン、ちゃんぽん、ギョーザに焼きめしに家族一同大満足。「ねぇねぇパパ、ここおいしいね」なんて子供が正直な感想を言ってしまい(笑)、いつも家族の食事を作ってばかりのお母さんも「また来たいわね〜」なんて横目でお父さんにプレッシャーをかける。
そうそうこんな感じ。
伝わったかな?
お店作り
もちろん、おいしいラーメン、おいしいお料理を提供することはもちろんのこと。だってそれはむしろ当たり前だから。個人的に優先度が高いのはお店作り。ご来店のお客さま全てに喜んで頂きたいので。飲食店だから最終的には「おいしい」ってことが最重要点なんだろうけど、お料理を食べておいしいってこと以外にもお店に滞在してるお時間丸ごと「良かった」「グッドだった」「ソーグッドだった」と思ってもらいたいじゃないですか。
よくお店作りって『ターゲットを絞れ』って言われるけど、友理は創業以来ターゲットなんて絞ったことはない。第一絞り方を知らない(笑) 強いて上げると家族で食べに行けるお店でありたいってこと。入りやすい店構えってことも重要かもしれない。現在のところ結果的に「九州ラーメン友理」は幅広い年代・あらゆる構成のグループのお客さまに来て頂いている。体育会系、ガテン系、やややんちゃ系などの若者グループもいれば、オシャレに敏感そうな女性グループもいるし、ご年配の皆さんのご来店も多い。男女にかかわらずおひとり様のお客さまも多く、ホントにあらゆるお客さまの構成でありがたい。

もちろん赤ちゃんも大歓迎♡
引き続き、、、と言ってはおこがましいが、
ふと家族で食べに行けるお店。
ここを目指して行くことは、あながち間違いではないと思っています。今までと同じようにね。
そのためにやるべきことは、まだまだあるな。。。。。
おじいちゃん、おばあちゃん、パパママ、子どもたちという3世代のご家族の合計6・7・8名様なんてお客さまが、立て続けにご来店してくれて、店内ワチャワチャしてる状況を見ながら思ったことはそんなこと。
いいから早く作れって話だね(笑)