前回のブログを書いてしまったおかげで、無性にTTKG食べたくなって、仕込み終わりにむさぼりました。
- やや高菜を多めに入れるのがいいね。ケチらずにw
その前回のブログの中で、気になるツィートがあったんです。そのツィートがこちら。
#友理の高菜 は最強です。
料理するのに味付け要らず!
もう一度言います。#友理 の #高菜 は最強!
友理の高菜は最強!#高菜チャーハン 作りました。
音出ますので、心して見てください。
明日はみんなで友理の高菜チャーハン!笑 pic.twitter.com/LQuOyN5KVQ— 金子文紀@ディアモクチーナ (@ndiamocucina) June 15, 2019
兵庫県西宮市で、イタリアンレストラン「ディアモクッチーナ」を経営する金子文紀シェフ(これからなんやかんやあるらしいけど……)による『高菜チャーハン』を作る動画。ツィートを一部引用しますね。
#友理の高菜 は最強です。
料理するのに味付け要らず!
もう一度言います。#友理 の #高菜 は最強!
友理の高菜は最強!#高菜チャーハン 作りました。
”味付け要らず” ってホントかよ!って思ったのが1つ。ボクが過去何回か作った時は、高菜を入れても味付けしないとぼやんとした味になったものです。
そして動画見て、”手順が違うな!”って思ったのが2つ目。もしかしたら、味付け要らずのヒントがこの手順にもあるのかもしれません。
これは実際に作ってみないとわかりませんね。
ってことで、真似して作ってみましょう。
人の真似して作るって楽しいね。オラ、ワクワクすっぞ!
まずは、いつのも焼きめしを確認。
友理の焼きめしを作るときの手順。
1.鍋を熱して、油を入れる。
2.具材(友理では人参、玉ねぎのみじん、ベーコン)を炒める。
3.溶き卵を投入(しっかり混ぜとかないと怒られるw)
4.具材と卵を炒め合わせたら、ごはんを入れる。
5,炒め合わせて、ごはんがほぐれて具材と合わさったら味付け。
6.数回鍋を振って、炒め合わせる。
7.最後に鍋肌にしょう油を垂らして、香り付け。
8.数回鍋を振って、炒め合わせたらお皿に盛り付けして終了。

ドンっ!フジイ作。
書き出すとめんどくさいね(笑)
あと、ここでは「焼きめし」と「チャーハン」の厳密な違いとか定義とか無視ね。知らんし。
まぁとにかく、ざっくり言うとこんな感じです。もしコレに高菜を入れるとしたら、行程 6 の後に入れて、最後に炒め合わせてました。
金子シェフの場合
もう一度ツィートを貼っておきます。是非動画もご覧ください。
#友理の高菜 は最強です。
料理するのに味付け要らず!
もう一度言います。#友理 の #高菜 は最強!
友理の高菜は最強!#高菜チャーハン 作りました。
音出ますので、心して見てください。
明日はみんなで友理の高菜チャーハン!笑 pic.twitter.com/LQuOyN5KVQ— 金子文紀@ディアモクチーナ (@ndiamocucina) June 15, 2019
1.鍋を熱して、油を入れる。
2.具材を入れて炒める。
3.友理の高菜を入れて、炒め合わせる。
4.ごはんを入れて、炒め合わせる。
5.ごはんがほぐれてきたら、卵を投入(溶いてない)
6,一気に炒め合わせる。
7,最後にネギを入れて、炒め合わせたら盛り付けて終了。
ホントに味付けしてないよ。。。。。
気づき
最初(具材を炒めた後)にいきなり高菜を入れちゃうところは個人的には斬新。きっと油に高菜のエキスというか、旨味というか、高菜の味を染み込ませる効果があるだろうなぁ〜と思います。ボクが高菜チャーハン作るときは、そもそも高菜も炒めて作っているのでそこまで火を通す必要はないし、高菜の味を際立たせたいって理由から、最後に合わせる程度だったので、金子シェフのように最初に入れちゃうのはとってもおもしろい。
あ、そうそう卵ね。フライパンの上で卵溶いて、ごはんと混ぜて炒めるサバイバル感。グッときます(笑) いつもは「しっかり混ぜといて!」って指導するくらい卵はよく溶いておかないとダメってなってるから、いわばあれくらい ”雑” でも大丈夫なんだねぇ〜って気づきね。
実際作ってみましたw
手順も金子シェフの通りに、最初に高菜を入れて、卵も後から入れちゃう方式、そしてもちろん味付け無し。いつもと違う手順で完成できるのか?って純粋にワクワクしました。
で、出来上がったのがこちら。

無事完成。
具材は友理の焼きめしと同じ。最後に長ネギだけ入れました。
見た目はおいしそうでしょ?(笑)
問題は味。
おいしーーーー!!やさしーーーーー!!!
ってのが最初の印象。色の割にはってことだと思う。でも、高菜の風味も全体にあるし、味付けしてない割にはおいしいです。ボクが以前作った時よりもおいしい(笑)
きっと友理の焼きめしは玉ねぎを入れるので甘くなるのが特徴。更に最後に長ネギを入れたのネギの甘さのW効果。だから高菜の強めの味と打ち消し合っちゃったんだろうなぁ〜と思います。でも個人的にはいつもの焼きめしよりも玉ねぎの甘さが際立つし、高菜の味も目立つのでボクは好きです。この味ならお子さんでも大丈夫。高菜の辛さ気にならないです。もっと高菜感を出したければ、高菜の量を増やすか、玉ねぎを入れないのも1つの手かと思います。
でも、お店のメニューとしてはどうかな?ちょっと弱い気がするので、もうちょい塩コショウを加える、もしくはおしょう油を少々垂らす程度の味付けは必要かと思います。味が弱いと印象に残らないんですよね。印象に残らない味って、以後思い出してもらう可能性は低い。致命傷ですよね。
いつもと違うやり方を知ること
冒頭のTTKGにもボクみたいに卵を溶いてからお茶わんに入れる人もいれば、お茶わんに直接割ってから混ぜる人もいますよね。
おはようございます。
会議があったり、大型見積もりがあったり、越境ECのミーティングがあったりとわりと盛りだくさんな木曜日ですが、この高菜パワーで今日も頑張ります!ウマし!#友理#TTKG pic.twitter.com/O81SAx0Qp1— 辻村康 柏みっけ リユースで世界を豊かにする (@kotsujimura) June 27, 2019
ツジムーさん、またお待ちしてますね。
卵を混ぜとく混ぜとかないってだけでも、口に入れたときの感触は違いますよね。白身がドロっとしたり、混ぜてあった方がごはんと混ざりやすいとか。味の印象だってもしかしたら違うかもしれません。
TTKGは料理と呼べるかは置いといて、料理って手順、材料やレシピなどなど、作る人の数ほどありますよね。クックパッドなんか見ると、1つの料理に対してたくさんの調理方法が出てきます。どれを参考にしたらいいかわからないくらい。
そして、それぞれ正解であって、間違いではない。それぞれにおいしい調理方法なんですよね。
ボクらの頭とカラダが固まりつつある
焼きめし(チャーハン)って高温短時間で調理するのが勝負ってよく言われます。だから身につけたレシピや手順を変えることってリスクです。特に友理のようにいつも決まりきった材料で作るお店は特にカラダが憶えてるから、カラダが変更を拒否する場合もある。
でも今回、ひとつのツィートによって気づきを得ることができて、勉強になったことはもちろん、調理に対する考え方が少しだけ豊かになったというか、余裕ができたように思います。「こうしなければならない」という頭とカラダが固まりつつある現状にトライ&エラーをする余白が少しできて、いい意味でもっとおいしくできるのではないか?って思います。
改めてSNSっていいよね。
そして金子シェフに最大限の感謝です。

焼きめしはフジイの担当ですけどね(笑)
あ、念の為書いておきますけど、、、
友理は、
高菜入の焼きめしの、
メニュー化は、
しません!!!!!
みなさん、おウチでやってね。
ではでは〜