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皿うどん太麺ってナニ?

皿うどん太麺ってナニ?

とある理由から結論を急ぎます。

皿うどんには【太麺】と【細麺】と2つのバリエーションがあるんですけどご存知だったでしょうか?

ボクの感覚ではいつも『太麺』を食べてる方は『細麺』のことも知ってるけど、いつも『細麺』を食べてる方は『太麺』のことを知らない。もしくは食べたことない。そんな気がしてます。皿うどんと言えば、パリパリの揚げた細麺ってガチガチの固定概念を持つ方が結構多い気がしてます。そんな方に向けて今日は【太麺とはなんぞや?】ってお話をしていく所存です。

こちらはご存知パリパリの揚げた細麺。さてコレに対して太麺とは?

『太麺ってナニ?』

結論から言います。『皿うどん太麺』の太麺とはズバリ ちゃんぽんの麺 です。

ちゃんぽんを食べたことがある方はイメージしやすいかと思いますが、ラーメンとは違うやや太めのふっくらしたストレート麺です。製麺後に一度蒸し上げているのでふっくらもちもちした麺になっています。この麺がちゃんぽんで食べるとスープを吸ってとてもおいしくなるんですよね。あのちゃんぽんの麺を使っています。いわゆる ”うどん” ではないのです。

そのちゃんぽんの麺をそのまま使っているのではありません。

まず太麺の注文が入ると、熱した中華鍋にラードを少量垂らしてちゃんぽんの麺を焼きます。

表面にやや焦げ目がつく程度に焼きます。

なので、「やわらかいもちもちした麺」といっても香ばしさがプラスされた麺だと思って下さい。太麺好きの方の多くは、この焦げ目がたまんないんだよね、、、っておっしゃいます。

この焦げ目ね。

そしてこの焼いた麺の上に、お野菜たっぷりのあんかけをじゅわ~っと盛り付けるのが『皿うどん太麺』です。

細麺ほどのパリパリ感はないものの、香ばしさを十分に感じつつ、食感はやさしいやわらかさを保ち、あんかけとも絶妙にの絡み合う麺。そしてパリパリの細麺ではできないこと ”すする” ことができる麺。それが『皿うどん太麺』なのです。

いかがでしょうか?

イメージできましたか?

そもそも太麺しかなかった。

パリパリの細麺しか知らなかった方にはびっくりされますが、そもそも皿うどんには太麺しかなかったのです(定説)。友理でも当初皿うどんは太麺のみでした。なぜ太麺のみだったのか?それは皿うどん誕生の歴史を聞くと納得します。

皿うどんはちゃんぽんをアレンジして生まれた。

ちゃんぽんを発案した長崎の名店『四海樓』の陳平順氏が ”運びやすいように” とちゃんぽんのスープをうんと少なくして、麺に十分吸わしてとろみをつけたのが皿うどんの始まりとされています。ちゃんぽんから生まれたので麺もそのままちゃんぽんの麺。先程『皿うどん太麺はズバリちゃんぽんの麺』と申し上げたのも納得するのではないでしょうか。

太麺と細麺 どっちが人気?

全国的にはわかりませんし、本場の長崎での現状も知りませんが、昭和45年(1970年)に長崎は佐世保から遠く房総木更津の地にやって来て、当時から変わらないガラパゴス的な営業を続けている当店においてのことならわかります。

太麺  6 : 細麺 4

一時的に5:5になる時もあるけど、トータルとして大体6:4で太麺の方が多いのが友理での現状です。これも細麺派の方々には不思議でしょうね。これも太麺しかなかった頃からのお客さまが長く来て頂いてることが大きいでしょうし、関東では太麺の方がレアなイメージがあるから試してみたい方のご注文もあるでしょう。

また男女比でいうと、太麺は男性、細麺は女性に多く好まれている傾向があります。最近は若い男性の太麺派のお客さまがとても多い印象。昔はガッツリとチャーシューメン!焼きめし!ホルモン!って感じだった若い男性も、最近では「皿うどん太麺」って優しくご注文されるので時代は変わったものです。

太麺で食べたくなってきたでしょ?

そんなワケで今回は『皿うどん太麺』についてご紹介してみました。いや別に太麺をオススメしてるワケじゃないんですよ。と実は麺を焼く分手間もかかりますし(笑)もちろんあなたのお好きな方でいいんです。ちなにみボクは太麺の方が好き。ただガチガチの固定概念もたまには壊してみてもいいのでは?っていう提案みたいなものです。

先日無性にケンタッキーのフライドチキンが食べたくなって、チキンと食べるならコーラだろ!と思って注文したらペプシコーラ出てきて、普段コカ・コーラ派のボクは若干イヤな感じがしたけど、飲んでみたらペプシコーラもおいしかったなぁ~って思って、次からはペプシでもいいやんって思ったもんです。

ではまた。

…..と、急いだ割には2,000字以上も書いてしまいましたが。。。

ここから先は興味のある方だけお進み下さい。

実は『太麺』の始まりを裏付ける為に、そもそも皿うどんの発祥の歴史をたどる内に「じゃぁ細麺はいつから生まれたのだ?」って疑問が当然ながら生まれて、「かた焼きそばとの違いはナニ?どっちが先?」なんて疑問も生まれたのです。

調べていると、もはやボクが調べる必要もないくらい詳しく調べた先人がいて、素晴らしい記事を発信してたのでご紹介しますね。お時間あれば是非読んでみて下さい。結構な長さです(笑)しかも

衝撃的な結論。

この記事を読み進めていくと衝撃的な結論が書いてあります。これはボクも知らなかった。でも信じたいし支持したい。この調査の労力と結論を裏付けるアツいエネルギーはマジでリスペクトです。

第三章の続きです。目次として、タグ「長崎皿うどんの歴史的考察」をご利用ください。 第四章 パリパリ細麺が長崎皿うどんになった理由(わけ) 細麺一色に染まった昭和50年代 昭和50...
第四章の続きです。目次として、タグ「長崎皿うどんの歴史的考察」をご利用ください。 第五章 「炒麺(チャーメン)」とカタ焼きそば 長崎でパリパリ細麺の「炒麺(チャーメン)」が「皿う...
第五章の続きです。目次として、タグ「長崎皿うどんの歴史的考察」をご利用ください。 第六章 「炒麺(チャーメン)」はどこから来たのか カタ焼きそばアメリカ発祥説 麺を揚げた「炒麺(...
第六章の続きです。これが最終章です。目次として、タグ「長崎皿うどんの歴史的考察」をご利用ください。 第七章 「長崎皿うどん」のいま、そしてこれから さて、この章では皿うどんについ...

全7章に渡るレポート。

皿うどん好き、歴史好き、長崎文化好き、食文化好きの方は是非読んでみて下さい。

ではでは。