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ポスティングのタイミングだった。

ポスティングしたんです。

ポスティングって、ご家庭の郵便受けにチラシ等をポストしていくアレです。

コロナコロナコロナーーーー

って、結果的にコロナが最後の後押しをしたんだけど、これまでボクの頭の中にあって実行に移せなかったこと、言わば「伏線」みたいのがたくさんあって(つまり行動してないってことww)その伏線が一気に重なって今回ポスティングするに至ったように思うのです。

今回はその伏線の記録。

伏線①ウォーキング

知る人ぞ知る昨年(2019年)1月の大怪我で、手術・入院・リハビリを余儀なくされたのですが、退院後からリハビリと体力アップを兼ねてほぼほぼ毎日ウォーキングを続けています。歩くのは友理からスタートして極々近所のエリア。最近は4キロほど歩けるようになりました。

そのウォーキングで気がついたこと。いろんなことに気がついたんだけど、1番大きいのは「知らない人が多い」こと。すれ違う人もそう、家の表札の名前もそう、もう何十年もこの地に住んでるし、自慢じゃないけど人の名前と顔、そしてどのお客さまが何を注文するかまで覚えるのは得意な方、さらにお店ではお持ち帰りのご注文があったお客さまの名前をもう何年も記録している。にもかかわらず、結構知らない人、知らない名前が多いということ。つまり、友理から半径1〜2キロの極々近所に住む方々に利用してもらってないんじゃないか?もっと言うと ”知られていない” 疑惑。だとしたら近所の人にもっと知ってもらう努力をしなければならない…という思いが湧いていた。

伏線②POP作成アプリ「POP KIT」の利用

店内狭しと貼られているPOPは、全てボクがパソコンを使って作っています。手書きのPOPも魅力的だけど、センスがないのと、同じPOPを何枚も作らなきゃいけないことを考えるとパソコンで作るほうが個人的には効率がいい。

しかし、パソコンで作るとなると時間が限られている。ほぼ営業が終わった後にやることになるが、当然1日の終わりなので体力的にキツいし、1日の終わりに家族と顔を合わせたいからなるべく起きてる時間に帰りたい。早く帰って自宅で作業することも試みたが、なかなかはかどらないタイプ。家だと寝てしまうw テレワークできる人を尊敬します。

となると、夜の時間以外でどうにかしてPOPを作る時間を作れないだろうか?

そう考えて調べてみると『POP KIT』なるアプリがあること知った。様々なテンプレートに画像をスタンプ感覚で貼り付けていくといっちょまえのPOPになる。テンプレを使わずにオリジナリティーを出すことももちろん可能。写真も取り込める。

このアプリが当初iPad版しかなかったけど、スマホ版もリリースされた。スマホでできるなら営業中にもできる。作り上げることはできなくてもちょこちょこ手を加えながら少しづつ作り上げることは調理の合間にできそうだ。あとは完成したら閉店後に印刷すればいいだけ。最近パソコン版もリリースされたので更に使い勝手も良くなったようだ。

….ようだ。と書いてある通り、これだけ知ってて、アプリもダウンロードしておいてまだ使っていない(笑)

伏線③ネット印刷

レジ前にお持ち帰り用のメニュー表を置いています。「ご自由にお持ち下さい」と書いて置いている。ご家庭の冷蔵庫やオフィス、そして車に1枚と思い出したらいつでも見れるところに置いといて欲しいなぁ〜と思っています。これもパソコンで作ったものを毎回家庭用のインクジェットプリンターで印刷して、3分の1にカットしています。このメニュー表がなくなるのが速い(笑)まさしく嬉しい悲鳴です。インクジェットプリンターの印刷時間、インク代、用紙代、そしてボクの作業拘束時間。いろいろ加味した上で今CM等でよく聞くネット印刷を試してみたかった。

でもネット印刷とはいえこちらで紙面は構成しなくてはならない。この構成する時間がなかったから一度知り合いの業者さんにお願いしたところ「いいですよ。データもらえたらすぐ印刷しますよ!」って元気よくいわれて、”それじゃあなたコピー屋さんじゃん!このお持ち帰り用メニュー表という構成こそ腕の見せどころちゃうの?”って思って、自分でやるしかねぇ〜と思ってネット印刷にチャレンジしようと思っていたところw

ラスクルじゃないよラクスルだよ。

ここで、コロナ騒動発生。

伏線④外出の自粛

首相自らイベントや外出の自粛要請のニュースを受けて、まじめなまじめな日本人は各地でのイベントごとが一斉に中止や規模縮小、または延期という事態になってしまった。遠出して都心や人の多いところにお出かけするようなことも注意が必要になってしまって、普段の生活や週末、休日の過ごし方も変わってきそうだ。外食も怖いと思う人も出てくるだろう。そうなったらお持ち帰りもできることをアピールしなきゃだな。

伏線⑤学校の一斉休校

前代未聞の学校の一斉休校が始まった。当初は喜んでた子どもたちもヒマを持て余してる様子。そんな時にボクのインスタグラムにDMが来たのです。

「学校が休みの間バイトしたいです」

突然のメッセージ。普段募集しても来ないのに、募集しなくても応募が来たのです(笑)近所の知り合いの息子さんだったから日柄はよく知ってるし、すぐに採用してあげたかったんだけど、現在アルバイト中の子たちも同様に休校だから、普段入れない日にも入っててキツキツ入る余地がない。

どうにか使える場所はないだろうか?と考えていたところ。

伏線①近隣にお住まいの方々への告知の必要性

伏線②新しいPOP作成方法

伏線③ネット印刷へのチャレンジ

伏線④外出、特に遠出の自粛

伏線⑤学校の一斉休校

この5つの伏線が、ぐぐーーっと一気に集まって、束になって、くんずほぐれつの固い縄となって導き出した答えが最初に書いたポスティングという答えでした。

すぐにDMしてきた高校生に連絡。

「お店での仕事には入れられないんだけど、近所のポスティングをお願いしたい。とりあえず1回分しか予定ないんだけど、やる?」

「やりたいです!」

即OK。

早速、POP KITでPOPを作成開始。今回はパソコン版で作ってみた。これも流行りのサブスクで課金すれば全ての機能を使えるけど、とりあえず無料版で。でも無料版でも結構おもしろく、そして大事なところ “カンタン” に作れた。

作成したPOPを保存して、今度はネット印刷大手ちょうどテレビCMをやっていた『ラクスル』で発注。これもテンプレートに保存した画像を貼り付けて位置を調整するだけだったので、すごくカンタンだった。今回は白黒のA4サイズ真ん中二つ折りを2,000枚依頼。外側には「お持ち帰り推し」な内容、内側には店内のメニューをそのまま印刷。

発注から2日後。チラシが到着。

翌日にポスティング実施。

友理がある木更津市港南台の1丁目〜5丁目。その周辺にある畑沢3丁目と4丁目。つまりは徒歩でも来れるエリア。このエリアにチラシのある分だけポスティングしてもらった。

素早い反応

ポスティングした日にすぐ「チラシ見たら食べたくなった」という常連さんが食べに来てくれたり、翌日は「チラシ見て電話しました」と皿うどん大皿のご注文が立て続けに。中には初めてご注文してくれた方もいた。


というワケで今回ポスティングに至った経緯を記録したのですが、おかげさまでこれまで行動に起こせてなかったことがいくつも開放されました。早速POP KITで新しいPOPを作り始めたし、ラクスルのテンプレートを使って前々から考えていたお持ち帰り用のメニュー表を作り始めた。

ポスティングの効果も実感したので、折に触れてまた実行したいと考えているし、ポスティング要員も集められそうだ。

ありがたいことに、最近はネット検索やSNSの繋がりから遠方からわざわざご来店してくださるお客さまが多い。それはホントに嬉しいことだし、これからも発信して繋がりを大事にしていきたいと考えていることだけど、やはり日々営業していくには、普段使いとしてご利用くださる近隣にお住まいのお客さまにもっともっとご利用してもらいたいし、その存在を知ってもらいたい。知ってもらう方法としてのポスティングの重要性を再確認しました。

あと、普段からいろいろ気にしておくことも大事だね。すぐに行動に起こすことも大事だけどさ。

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