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開店時間を早める

2回目の緊急事態宣言を受けて、再び時短営業することを決めブログに書いた。

2回目の緊急事態宣言を受けて、友理はどうする?
2021年51年目突入の九州ラーメン友理です。本年も変わらぬご愛顧をヨロシクお願い致します。 さて予定通り、2回目の緊急事態宣言が出さ...

「時短」とは、営業時間を短くすることだが、大抵の場合閉店時間を早めることを指す。今回の自治体からの要請は午後8時に閉店すること。つまり、通常夜9時閉店の友理にとっては1時間早めて閉店することだ。

しかし、夜8時に閉店すればいいだけで、必ずしも営業時間を短くしなさいってことではない。

ならば!

ってことではないけど、以前からチャレンジしてみたかったことをやる時ではないか?今やらないでいつやるんだ?

1月9日土曜日

ちょうど3連休の始まりの土曜日。

開店時間を30分早めて11:00に開店することにした。

事前にスタッフに相談したところ、快く承認してくれた(たぶん)

とりあえず告知もせずにスタートw

目的としては、

・開店前からの行列の緩和・分散
・開店時のオーダー集中の緩和
・開店後2巡目までのウェイティング時間の短縮

ありがたいことに、11:30の開店前から入り口に並んでまで食べに来て下さる方がいらっしゃる。日によって多かったり少なかったりするが、申し訳ない気持ちとともに、嬉しくもある。

しかし、密になる可能性がある。

ソーシャルディスタンスの確保が重要な時期、やはり屋外の店頭とは言え、図らずでもそうなることは避けたいと思っていた。

また、開店後に一斉にみなさんが席について、一気にオーダーが入ると、当然ながら調理に時間がかかってしまう。開店前に並ばせてしまっているのに、オーダーした後もお待たせしてまうのは、更に申し訳ない。

そして、惜しくも1巡目に席に座れなかった場合。この場合が、1番待つ時間が長くなるし、長く感じるのではないだろうか。最初のオーダー分を調理するのに時間がかかってしまうにもかかわらず、更にその料理を食べ終わるまで待たなくてはならない。たかがラーメンとは言え、ファミリーやグループでいらしゃることが多い週末は、最低でも30〜40分はかかってしまうだろう。

そんな「懸念」を以前から持っていたところで、緊急事態宣言。

昨年の時には挑戦できなかったが、2度目はさすがに背中を押された。

腹の中では売上も見込めるだろうと密かに思っているが、どうなるだろうか?

さて、初日を迎えた。

11:00開店。

誰も来ない。。。。

いつも早い人なら11時前には並びだすのに。

11:05 誰も来ない。

さすが緊急事態宣言だ。

11:10 誰も来ない。

なんて10分が長いのだ。

居ても立っても居られず、外に出てみた。車は通っている。寒い。ラーメン日和なはずだ。

11:15 ようやく1台の車が入る。

スタッフ総出でお迎えする(笑)

結局、いつもの開店時間までに入ったお客さまは、1人、2人、3人、1人、2人、合計5組9名さま。プラスお持ち帰りのご注文1件。すぐに調理できたのでなんと11:30にお渡しできた。

初日のスタートとしては、素晴らしいハードルの低さだ(笑)のちのちエピソードとしてももってこいの出来であろう。

でも、その後続々とご来店があって、11:40には席のウェイティングが発生したが、程なく最初のグループが食べ終わったので、あまりお待たせさせることなくご案内できた。「混雑緩和」「行列分散」をひとつの目的としていたので及第点と言えそうだ。

30分早める努力

しかし、30分早めるとは簡単に言えるけど、その裏でスタッフみんなの努力には頭が下がる。単に30分早く出勤するとしても、各人生活のリズムがあるだろう。単に早起きするだけではないはずだ。

では、いつも通りの時間に出勤して、いつもの仕事・作業を急いで早く終わらせるにしても、相当の努力が必要で、開店前に疲れ果ててしまっては元も子もない。

かく言うボクも、スタッフのみんながスムーズに仕事できるように、みんなの出勤時間までには食材の仕込みを終わらせる為に、少し早くお店に来た。

いつもの看板写真も夜だね(笑)

最初の15分にはなかなかジラされた。

過去50年。11:30に開店してたのだから、すぐに浸透するとは思っていない。ジョジョに浸透してくれたらいいと思う。そして内外ともに、いい効果が現れることを願いたい。